映画を通じて、「広告は面白い」と伝えたい 澤本嘉光×浜崎慎治

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広告の仕事の楽しさを伝えていきたい

澤本:リリーさんが映画の完成をすごい喜んでくれて、浜崎さんのことをね……。

浜崎:そうそう、「おめーはバカなんだから撮り続けたほうがいい」って(笑)。

澤本:リリーさんの最大の褒め言葉ですよ。「こういう映画があったほうがいいし、浜崎さんじゃないと撮れないから、おめーはこういうのをずっと撮れ」って。

浜崎:ああいう方に褒められるとうれしいですよ。いろいろなものを感じるけど、自分の意見をストレートに言ってくれない人のほうが多いから。

澤本:リリーさんが喜んでくれると、僕もうれしいんですよ。この映画は吉沢亮くんと広瀬すずちゃんが前面に出ているから、若い子向けだと思われがちですが、実はお父さんの映画で、50歳ぐらいの人が見ると「意外といいぞ」となるはずだから。リリーさんが褒めてくれると、それを聞いた年齢が上の人も「大人も見ていい映画なんだ」と思ってくれるのではないか、と。

浜崎:そうですよね。青春キラキラ系にすると若者しか見なくて、全世代向けのものってなかなかないけど、この映画は子どもも含めてあらゆる世代が面白かったと言ってくれましたね。

澤本:僕たちの精神年齢が低いのかな(笑)。前の『ジャッジ!』は広告業界の話で、当時は広告業界に入る人が減っていると聞いたことがきっかけになり、「楽しいところだよ」と伝えたくて脚本を書きました。実際にあれを見て、広告業界に入ったという人が何人かいて、それはよかったと思います。

だから、この映画を見た若い人が「CMをやっていると映画もできるんだ。広告業界にいってみようかな」と思ってくれるといいんですけどね。僕らが広告業界で培ってきたスキルは「人をどう喜ばせるか」で、そういうところも感じてもらえるといいな。僕がラジオ番組をやっているのも同じ理由。広告業界は基本的に、好きなことやっていても怒られないですからね(笑)。

浜崎:確かに遊んでいるように見える仕事がちゃんとモノを動かしていますから。この映画を通して、「こんなに面白い仕事はないよ」と伝わるといいですね。

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©2020 松竹 フジテレビジョン

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