褒めるときは、木を見て森も見る。

本コラムが書籍化されました!

【2022年6月20日発売】
『わたしの言葉から世界はよくなる コピーライター式ホメ出しの技術』

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この連載をはじめてから、

先輩や後輩から、

僕自身が褒められることが増えた気がします。

ひょっとして…読んでくれてますか…?

もし読んでいただいているなら、

この場を借りてお礼を言いたいです。

ありがとうございます!(←直接言え)

さて、今回も大切な話です。

褒めるときに

観察

が足りないと、

つい雑褒め(ざつぼめ)しちゃうときがあります。

しかし逆にいうと、

正しく丁寧な観察さえすれば、

解像度の高いホメ出しをすることができます。

実はそこには:

1 「森を見る」ホメ出し
2 「木を見る」ホメ出し

の2パターンがあります。

「森を見る」ホメ出しとは、

その人の大きな方向性や特徴、

揺るぎないスタイルなどを褒めること。

「木を見る」ホメ出しは、

その人の細かな特徴、

あるいはニッチな面を、

因数分解して、言語化して、

なるべく具体的に、

できれば多く褒める。

そして、実は

森を見るホメ出しとは、
木を見るホメ出しの積み重ねの先に
見つかったりします。

高浜虚子さんの「俳句への道」という本に、

「客観写生」

という手法が紹介されています。

主観を消して淡々と観察することの

意義を語られているのですが、

これは木を見るホメ出しにおいて

大切な心構えです。

そこに「我」が入ることで、

観察の精度が落ちることがあります。

とにかく目の前の相手の魅力を

見たまま、感じたままに、

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澤田智洋(コピーライター/世界ゆるスポーツ協会代表)
澤田智洋(コピーライター/世界ゆるスポーツ協会代表)

1981年生まれ。幼少期をパリ、シカゴ、ロンドンで過ごした後17歳の時に帰国。2004年広告会社入社。映画「ダークナイト・ライジング」の『伝説が、壮絶に、終わる。』や、アミューズメントメディア総合学院の「あなたが生まれなければ、この世に生まれなかったものがある。」等のコピーを手掛ける。2015年に誰もが楽しめる新しいスポーツを開発する「世界ゆるスポーツ協会」を設立。 これまで80以上の新しいスポーツを開発し、10万人以上が体験。海外からも注目を集めている。 その他、UNITED ARROWS LTD.と取り組んでいる、一人を起点に新しいファッションを開発する「041 FASHION」、オリィ研究所と共同開発している視覚障がい者アテンドロボット「NIN_NIN」など、福祉領域におけるビジネスを多数プロデュースしている。

澤田智洋(コピーライター/世界ゆるスポーツ協会代表)

1981年生まれ。幼少期をパリ、シカゴ、ロンドンで過ごした後17歳の時に帰国。2004年広告会社入社。映画「ダークナイト・ライジング」の『伝説が、壮絶に、終わる。』や、アミューズメントメディア総合学院の「あなたが生まれなければ、この世に生まれなかったものがある。」等のコピーを手掛ける。2015年に誰もが楽しめる新しいスポーツを開発する「世界ゆるスポーツ協会」を設立。 これまで80以上の新しいスポーツを開発し、10万人以上が体験。海外からも注目を集めている。 その他、UNITED ARROWS LTD.と取り組んでいる、一人を起点に新しいファッションを開発する「041 FASHION」、オリィ研究所と共同開発している視覚障がい者アテンドロボット「NIN_NIN」など、福祉領域におけるビジネスを多数プロデュースしている。

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