ひふみんに藤井聡太、空前のブームとなった将棋業界に思うこと(ゲスト:山口恵梨子)【後編】

【前回コラム】「おじさんを転がすのが異常にうまい!話題の女流棋士、そのルーツとは?(ゲスト:山口恵梨子)【前編】」はこちら

今週のゲストは、先週に引き続き、女流棋士の山口恵梨子さん。将棋ブームの引き金となった藤井聡太二冠や加藤一二三さんにまつわるエピソードなども聞きました。

今回の登場人物紹介

左から、中村洋基(すぐおわレギュラーゲスト)、澤本嘉光(すぐおわパーソナリティ)、山口恵梨子。

※本記事は10月11日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。

山口さんから見た、藤井二冠はやっぱり天才?

澤本:

今、藤井(聡太)さんが『Sports Graphic Number』(スポーツ総合雑誌)の表紙を飾っていて、特集されたりするぐらいになっているよね。藤井さんってどういう方なんですか?

山口:

そうですね……なんだろう?一言で言い切れないですよね。彼は小学校時代から「詰将棋」が得意だっていうのですごく有名でした。お住まいが愛知県なんですけど、関東まで響き渡るぐらい「すごい子がいる!」って言われていたんですよ。詰将棋っていうのは、王様を取るために王手王手でどれぐらいかけて取るか、みたいな問題集なんですけど、普通の棋士が解けるか解けないかの問題を解けるみたいな……。小学生の時点で詰将棋のレベルが棋士レベルだったんです。

澤本:

へえーーー。

山口:

そこでもう「天才だ」っていうふうに言われていて。そこから数多くの努力を積み重ねて、あとAIを使った勉強とかも取り入れて、どんどんどんどん……。天才プラス努力で、ああなっているっていう感じだと思います。

澤本:

そのAIっていうじゃないですか。AIってやっぱり強いんですか?

山口:

AIはめちゃくちゃ強いですね。今までは自分の将棋を指した後に、何が悪かったのかっていう反省をアナログでやらなきゃいけなかったんですよ。ひたすらずっと考えて、この手が悪かったのかを検討して、自力で見つけ出す……みたいな感じだったんですけど、今は入力するとAIがこの手が悪手とか、この手がいい手だったとかをパッて出してくれるんですよ!

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