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国内で利用可能なマーテクは1317種類 アンダーワークスがカオスマップを2021を発表

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7月14日、デジタルマーケティングの戦略立案から実行までを支援するアンダーワークスは「マーケティングテクノロジーカオスマップJAPAN 2021」を発表した。

「マーケティングテクノロジーカオスマップJAPAN」はアンダーワークスが独自調査を経て国内で利用可能な広告、データ管理、ソーシャルメディア、プライバシー関連など、マーケティングテクノロジーを取りまとめたもので、今年で5回目のアップデートになる。

今回、発表されたマップには1,317種類(2021年3月時点、昨年比7%増)のテクノロジーが13の分野で整理、一覧化して掲載されている。2020年は1234種類の掲載、またカオスマップを公開した初回(2017年)の種類は272だった。本カオスマップはアンダーワークスのWebサイトから無料でダウンロードが可能。

発表に先立ち、メディア向けのオンライン会見を行ったアンダーワークス代表取締役の田島学氏は、今年のマップの特徴を「4つのV」で紹介した。4つのVとは、Virtual(オンラインのデジタル化)、Variety(顧客接点の多様化)、Vertical Integration(オールインワンの出現)、Verification(顧客同意の必要性)。

●Virtual(オンラインのデジタル化):コロナ禍でリモート(バーチャル)の活動が激増。長期化の様相があることから、リモート系テクノロジーがますます増加する傾向。バーチャル展示会(5→20)、ウェビナー(13→16)、MEO:Map Engine Optimization(0→12)、オンライン商談(5→8)。

●Variety(顧客接点の多様化):カスタマーサクセスや音声など、新しい顧客接点が出現。ポストセールスまで含めマーケティングがカバーする領域が広がっている。カスタマーサクセス+チャーン予測(5→10)、サブスク支援(カテゴリ新設)。

●Vertical Integration(オールインワンの出現):多様な顧客接点のデータやテクノロジーを垂直統合する新たなテクノロジーの出現。企業買収を進めるグローバルテクノロジー企業だけでなく、国内のテクノロジー企業もオールインワンを謡うように。

●Verification(顧客同意の必要性):個人情報取得に関する規制強化やサードパーティークッキーデータ規制などに伴い、顧客からの同意取得が迫られている。欧州では現在のクッキー同意管理が問題視され始めており、ゼロクッキーロードの実現が必要となる可能性もある。プライバシー管理(2020年比+8%)。

田島氏は「今後、ますますマーケティングオーケストレーションの必要性が高まると考えている。断絶からオーケストレーションへ。一人ひとりニーズの異なる顧客に対し、あらゆる顧客データを活用し、様々な顧客接点でパーソナライズされたコミュニケーションを行い、一貫した顧客体験を実現し、エンゲージメントを促進する流れになっていくのではないか」と今後のデジタルマーケティングの方向性を予測した。