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b8ta、カフェ併設の新店舗開業へ 渋谷で11月

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新興企業の製品などの体験を主軸とした店舗「b8ta(ベータ)」を運営するb8ta Japanはことし11月、東京・渋谷に国内3店舗めをオープンする。新店舗には飲食スペースを設け、既存店で取り扱いの少なかった食品カテゴリーを充実させる。店頭での体験と連動したアプリも提供する。

国内3店舗めとなる「b8ta Tokyo – Shibuya」の外観イメージ。以前はベイクルーズグループのカフェベーカリー「BOUL’ANGE(ブール アンジュ)」が入居していた

b8ta Japanは2020年8月、東京・有楽町と同・新宿に2店舗を同時に開業した。来店者数は約1年間で合計約45万人。店頭に陳列している製品などとの接触回数は約1150万回に上る。既存店は、約60センチメートル×40センチメートルの区画を製品の展示スペースとして出品者に貸し出すことで収益を得ている。新宿・有楽町ともに約100区画あり、出品料は1カ月あたり約30万円。最低契約期間は半年。

出品者は商品の売上に加え、来店客の行動データの提供を受けることが可能。データは、年齢層と性別を識別する「デモグラフィックカメラ」と、店内の行動動線や滞留場所などがわかる「AIカメラ」で分析する。

ことし2月に出品者募集を開始した「b8ta TV」。米国では店頭でも配信している

b8taの本社は米サンフランシスコ市。ことし2月には、b8taに出店している製品などを紹介する動画サイト「b8ta TV」もスタートさせた。「b8ta TV」では開発者がプレゼンテーションする動画や、商品レビューを行う動画などを集約している。2021年1月時点の月間視聴者数は15万人を超え、平均視聴時間は9分以上という。