代弁してもらえるほどの熱量を交換する
私たちのnoteは、多くのクリエイターさんに支えられています。ライターさん、カメラマンさんら制作陣はもちろん、素敵な文章を届けてくれるエッセイストさんや美味しそうなレシピを提供してくれる料理家さんもいます。
せっかくの機会です。なるべくなら、我々がやっていることに共感していただき、「やってよかった」「好きになった」と思ってもらいたい。さらにはその方にとってプラスの実績にとなる取り組みにしたい。そういう思いもあって、制作過程においてはできる限り直接クリエイターさんとお話しする機会を設けることにしています(すべての方にできていない点はまだまだ反省点としてあります)。
こちら側の意図をお伝えすることはもちろん、そのクリエイターさんのこだわりから将来的な思いまで共有していただき、なるべく気持ちよく企画に参画いただけることを目指しています。
そういうフローを経てできたコンテンツはやはり熱量が乗りますし、クリエイターさんから積極的にシェアしていただくこともあります。シェアしていただくときにも「とても面白い取り組みだと思った」「これからも応援したい」など、私たちの思いをそのまま代弁されるようなコメントをいただくこともあります。そういった声をいただけたコンテンツはやはり思った以上に遠く届くことになりますし、実際にクリエイターの方とのコミュニケーション量は、記事の反響と比例する結果になっています。
また、コンテンツが発信された後のコミュニケーションも大切です。コンテンツが発信された後には取材対象者からは様々な反響があります。「家族からこんなLINEがきました」とか「おかげでチーム内のモチベーションが上がりました」など、ウォーミーなコメントも上がってきます。そういった声もなるべくクリエイターの方にお返しするようにしています。私自身も文章を書く身なのでわかりますが、具体的な声によるフィードバックはとても嬉しいものです。そしてそういう声をお伝えすると「次のクオリティ」にも繋がっていきます。
ここにも小さなコミュニティが存在することがわかると思います。
同じ視座の人と発信すること、従業員の代名詞になること、クリエイターとの密なコミュニケーション。メディアをつづけていくということは、小さなコミュニティをコツコツとつくり上げていくようなものかもしれません。そのコミュニティが同心円状的にコンテンツを拡げてくれるのです。
とても遠回りに見えるやりとりです。しかしその関係をつくっていくことが幹のしっかりとしたつづくメディアになるために欠かせないことなのだと思っています。
「サステナブルな関係をつくる「コミュニティ的」オウンドメディア」バックナンバー
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