鎌倉シャツ「究極の作務衣」:伝統と現代性、原点回帰と斬新さの最適化ブランディング

【前回コラム】「グローバル舞台のコミュニケーション、英語で行うか?大谷翔平選手の場合は?」はこちら

生き残っているブランドに共通しているのは、そのブランドが生まれた原点や始まりの地を大事にしていること。今の時代との最適化を図り、未来を見据えて常に変化し続けていること。そして、いつもと変わらぬ顔で「そこにいる」ことだ。「古くならない」それが常に現役であり、生き残っているブランドの共通項と言える。

ビジネスパーソンであれば誰もが知るブランドの一つ、「メーカーズシャツ鎌倉」通称「鎌倉シャツ」もその例の一つ。常にビジネスパーソンの強い味方で、人の日常を理解し、販売している商品において常に高い平均点を連打しているという印象が強い。

その鎌倉シャツが、地元鎌倉の寺院とのコラボレーションで開発した、日常に馴染むなんともスマートな「究極の作務衣」を作り、クラウドファンディングサイトMakuakeで予約を開始したのだ。

 

まずはプロモーション映像をご覧いただきたい。

 商品の詳細はこちらから。

鎌倉シャツの始まりの地である鎌倉、そこをイメージするお寺、日本の伝統と、鎌倉シャツの技術が合わさった作務衣。機能性が求められるこのアイテムには、日本のみならずNYをはじめとした国外展開をする同社のアイディアとセンスが発揮されている。世界的なパンデミックによるリモートワークで「外着にもなる家着」は需要を増している。米国ではカジュアルの中心ともなっているアスレジャー(スポーツウエアを普段着に取り入れたスタイル)が、なかなか根付かない土壌の日本において、このシャツ屋さんが作るスマートな作務衣は、伝統的であり斬新でもあり不思議な融合に思える。

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日野江都子(企業ブランディング・プロデューサー/ 国際イメージコンサルタント)
日野江都子(企業ブランディング・プロデューサー/ 国際イメージコンサルタント)

東京生まれ、ニューヨーク在住。フリーランスを経て、2004年、ニューヨークでリアル コスモポリタンを設立。日欧米亜合わせ数千人のハイプロファイリング・クライアント(日系企業や外資企業日本法人の経営層、政治家、財界人、セレブリティーなど)の包括的なブランディングを手がけてきた。施策提案など総合的なコンサルティングを実施し、高い評価を得ている。主な著書『仕事力をアップする身だしなみ 40のルール』(日本経済新聞出版社) 、『Premium Image Management for Men』DVD監修(SONY PCL)、『NY流 魅せる外見のルール』(秀和システム) など。

日野江都子(企業ブランディング・プロデューサー/ 国際イメージコンサルタント)

東京生まれ、ニューヨーク在住。フリーランスを経て、2004年、ニューヨークでリアル コスモポリタンを設立。日欧米亜合わせ数千人のハイプロファイリング・クライアント(日系企業や外資企業日本法人の経営層、政治家、財界人、セレブリティーなど)の包括的なブランディングを手がけてきた。施策提案など総合的なコンサルティングを実施し、高い評価を得ている。主な著書『仕事力をアップする身だしなみ 40のルール』(日本経済新聞出版社) 、『Premium Image Management for Men』DVD監修(SONY PCL)、『NY流 魅せる外見のルール』(秀和システム) など。

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