動画SNSデータ分析ツールを運営するエビリーは、2021年のYouTuberランキングを発表した。同社が提供する分析ツール「kamui tracker」で独自に集計したデータを用い、最も多く登録者を獲得したチャンネルと、最も多く視聴回数を獲得したチャンネルをランキング形式で発表したもの。
国内約12万のチャンネルの中で、最も登録者を獲得したのは、ショート動画をメインとしたエンタメチャンネルである「Junya.じゅんや」(登録者約780万人)。4,000万フォロワーを超える自身のTikTokの動画をまとめた動画をYouTubeに投稿、一発でコップにピンポン玉を入れたり、歯磨き粉を顔に塗る挑戦など、言葉を要さないエンタメショート動画で海外視聴者も巻き込み、視聴回数ランキングでも1位となった。
2021年の特徴としては、2020年に引き続き芸能人チャンネルの成長と若年層向けのエンタメチャンネルのランクインが挙げられるという。「Junya.じゅんや」を筆頭に、「コムドット」や「平成フラミンゴ」、「HikakinTV」など多くのエンタメチャンネルがランクイン。視聴回数ランキングにおいては、昨年に引き続き、キッズチャンネルが上位の多数を占め、影響力の強さを表した。
また、2021年1月1日以降に開設されたYouTubeチャンネルを対象にした「新人YouTuberランキング」も発表。登録者数1位の「ジャにのちゃんねる」をはじめ、「King & Prince」や「LEOの遊び場【山田涼介】」などジャニーズを中心としたアイドルのチャンネルが上位にランクインした。加えて2021年の特徴としては、「ひろゆきの部屋【ひろゆき, hiroyuki】切り抜き」や「ひろゆき思考 【切り抜き】」「バンカラジオ 切り抜き」など切り抜きチャンネルの視聴回数の伸びが非常に目立った。芸能人チャンネルのように「有名人のエンタメ」を求める一方で、「著名人の思考や情報を効率よく得たい」といった需要があると推測できる結果となった。
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