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社員クチコミ10年変化を分析、カーボンニュートラルやLGBTQ等が新出ワードに

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オープンワークは5月12日、「日本の働き方 10年での変化『社員クチコミ白書』」を発表。同社が運営するプラットフォームに寄せられた社員クチコミと評価スコアをもとにした分析結果をまとめた。

投稿された会社評価から10年間の変化を読み解く分析では、「待遇面の満足度」「社員の士気」「風通しの良さ」「社員の相互尊重」「人材の長期育成」「法令順守意識」「人事評価の適正感」については上昇しており、働きがいをもって働くための指標はおおむね向上していた。

一方で下降傾向にあったのは「20代成長環境」の項目。企業における若手の育成に課題が出ていることがうかがえた。業界別に「20代成長環境」の変化を見る分析では、過去5年で最もスコアが下がった業界は官公庁。最も上昇したのは「インターネット業界」だった。

また、社員クチコミに使われるワードのトレンド変化を読み解く分析では、以下のような増減が見られた。

増加:テレワーク/リモート/Zoom/オンライン/WiFi/インフラ/デジタル など
減少:パーティー/行事/退社/終電/接待/出張/付き合い/コミュニケーション  など
新出:カーボンニュートラル/半導体/LGBTQ/ESG/SDGs/DX/副業 など

増加したワードに多く見られたのは、リモートワーク関連と、在宅勤務時に必要なインフラ関連のワード。2020年以降に出現率が上がった新出ワードについては、脱炭素社会を目指す世界的な動きから、「カーボンニュートラル」や、多様性のある社会、持続可能な社会を目指す動きと連動した「LGBTQ」「ESG」「SDGs」などがあった。多様な働き方を実現するための「DX」「副業」も注目が集まっている。