京都・清水寺で、時間をテーマに映像作家・柿本ケンサク氏の新作写真展を開催

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映像作家としてCM、MV、映画など多くの映像作品に携わると共に、広告写真、アーティストポートレートなどをはじめ写真家としても活動している柿本ケンサク氏が、6月25日より京都・音羽山清水寺にて新作展を開催する。

TIME 「Sombrero Galaxy M104」 © KensakuKakimoto、天体画像提供:国立天文台

本展は、音羽山清水寺が2012年にスタートしたプロジェクト「FEEL KIYOMIZUDERA」として行われる。本プロジェクトは、言語や人種、文化などあらゆる垣根を越えた表現を元に、祈りに対する新たな解釈と視点を発信するもので、これまでにアート、写真、舞踏、音楽イベントなどを行っている。

柿本氏は、1200年の時を経て今なお存在する普遍的な祈りの場であるこの地で、時間をテーマに「永久の時の中で、『 今この一瞬をいきている 』 という概念を表現したい」と考えたという。

本展では、大宇宙を数千万年旅した光や時間を一枚のフィルムに閉じ込めた新シリーズ「TIME」や、清水寺のご本尊「十一面千手観音菩薩」をモチーフとする新シリーズ「KAN-NON」を発表。これらの作品は、京都屈指の夕陽の名所であり、重要文化財でもある清水寺の西門を舞台に制作。 西門に注ぎ込む極楽浄土を表す夕陽を、あらかじめ撮影した写真に透かし 、再び撮影することで作品を完成させている。

また、人工知能システムに自身の写真を学習させて、AI現像して現れた像である「TimeTunnel」(2021年)をさらに発展させた新シリーズ「Sky Tunnel」も併せて発表する。

本展について、柿本氏は「この世界が誕生して以来、膨らみ続けるこの宇宙と膨大な情報。そのすべては、『 時間 』 の中に収まっています。溢れかえった豊かさという情報群に揺らぎ、惑わされて、自らが気付かない間に見えなくなってしまいます。今、私たちは、『 豊かさ 』 を削ぎ落とし、本当に『 大切なこと 』 を抽出する必要があるように思います。それは自分自身を一度、分解し、極小から、再構築する作業です。表面解像度を落とし、心の解像度を高め、答えを導き出すのではなく、選択肢を広げる作品を制作しました」とコメントしている。

同時期に、京都・node hotel 内でも柿本氏の過去作品を展示している。

KAN-NON 「月の庭暗」 © KensakuKakimoto

Sky Tunnel 「Sky Tunnel 047」© Kensaku Kakimoto

柿本ケンサク写真展ーTIMEー音羽山清水寺
会期: 6月25日(土)13時~7月10日(日)
会場:音羽山清水寺
開催時間: 10時~17時30分 (6月30日まで。7月1日以降は18時まで)
展示場所:西門、経堂、成就院
入場料:無料(成就院は特別拝観料が別途必要 大人600円/小中学生300円)

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