【過去のコラム】
・クリエイティブの領域を広げる時間軸
・クリエーションのデザインとアート
・デザイナーと協働するデザイナー
・経営者の思考をデザインする
・プレゼンに驚きや感動はいらない
・評価軸を理解して競合プレゼンに勝つ
・競合プレゼンを勝ち抜く組織戦略
・クリエイティブ・ディレクターの実現力
より良いパートナーシップは時間の共有から
最後のコラムになりました。
このコラムでは、「プロデュース」とはクリエイティブ・ディレクターが事業やブランドを理想的な生態系に近づけるために、領域を横断してアクティビティをマネジメントすることの大切さを書いてきました。
広告・マーケテイング業界の方であれば、「プロデューサー=予算と工程の管理をする職」と認識されていると思いますが、このコラムにおけるプロデュースの主体はクリエイティブ・ディレクターです。
で書いてきたように、クリエイティブ・ディレクターがその能力を存分に発揮するためには、クライアントとの信頼関係が大切になってきます。
信頼関係は、友人同士の付き合いと同様に考え方や物事の判断基準、人間性を互いに良く知り、尊重することから生まれます。
もし、あなたがクリエイターに仕事を依頼するクライアント側の立場であれば、自分が仕事を任せているクリエイターと信頼関係を築けているか改めて考えてみてください。
自分たちの会社のこと、提案を判断する自分自身の価値観を共有できていますか?
オリエンシートや一般に公開してある情報程度の提示であれば、クリエイターや制作チームにとって働きやすい環境ではないかもしれません。