経営者と向き合うクリエイティブ・ディレクターの醍醐味

より良いパートナーシップは時間の共有から

最後のコラムになりました。

このコラムでは、「プロデュース」とはクリエイティブ・ディレクターが事業やブランドを理想的な生態系に近づけるために、領域を横断してアクティビティをマネジメントすることの大切さを書いてきました。

広告・マーケテイング業界の方であれば、「プロデューサー=予算と工程の管理をする職」と認識されていると思いますが、このコラムにおけるプロデュースの主体はクリエイティブ・ディレクターです。

ここまでのコラム

で書いてきたように、クリエイティブ・ディレクターがその能力を存分に発揮するためには、クライアントとの信頼関係が大切になってきます。

信頼関係は、友人同士の付き合いと同様に考え方や物事の判断基準、人間性を互いに良く知り、尊重することから生まれます。

もし、あなたがクリエイターに仕事を依頼するクライアント側の立場であれば、自分が仕事を任せているクリエイターと信頼関係を築けているか改めて考えてみてください。

自分たちの会社のこと、提案を判断する自分自身の価値観を共有できていますか?

オリエンシートや一般に公開してある情報程度の提示であれば、クリエイターや制作チームにとって働きやすい環境ではないかもしれません。

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室井淳司(Archicept city 代表/クリエイティブ・ディレクター)
室井淳司(Archicept city 代表/クリエイティブ・ディレクター)

新規事業・サービス開発、ブランド戦略、空間開発、広告コミュニケーション等において、企業のトップや事業責任者にクリエイティブ・ディレクターとして並走する。広告・マーケティング界に「体験デザイン」を提唱。

東京理科大学卒業後博報堂入社。2012年博報堂史上初めて広告制作職域外からクリエイティブ・ディレクターに当時現職最年少で就任し、翌年博報堂フェロー。2013年Archicept city設立。


著書:「全ての企業はサービス業になる〜変化を俯瞰しブランドをアップデートする10の視点〜」「体験デザインブランディング〜コトの時代のモノの価値のつくりかた〜」宣伝会議

室井淳司(Archicept city 代表/クリエイティブ・ディレクター)

新規事業・サービス開発、ブランド戦略、空間開発、広告コミュニケーション等において、企業のトップや事業責任者にクリエイティブ・ディレクターとして並走する。広告・マーケティング界に「体験デザイン」を提唱。

東京理科大学卒業後博報堂入社。2012年博報堂史上初めて広告制作職域外からクリエイティブ・ディレクターに当時現職最年少で就任し、翌年博報堂フェロー。2013年Archicept city設立。


著書:「全ての企業はサービス業になる〜変化を俯瞰しブランドをアップデートする10の視点〜」「体験デザインブランディング〜コトの時代のモノの価値のつくりかた〜」宣伝会議

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