「ロト7」「ロト6」をはじめとする “数字選択式宝くじ”の新テレビCM「10億の男」篇、「チャンスの女神」篇のオンエアが、4月1日から始まった。
「新・宝くじドラマCM彼と彼女と10億男」と題された本シリーズには、俳優の神木隆之介さん、上白石萌音さん、山本耕史さんが登場する。

物語の舞台は、とある建築デザイン事務所。そこに務める若手建築デザイナー 萌音（上白石萌音）は、同僚の神木（神木隆之介）を尊敬し、いつも頼りにしている。穏やかな日常を過ごす二人のもとに現れたのは、「趣味は10億円」と語る刺激的な男、コージ・ヤマモト。彼と出会ったことで、二人の日常は大きく変わっていく…

「コロナを経て、日常に刺激が足りてないと感じる人が増えたという調査結果がありました。一方で宝くじは、日常にちょっとしたドキドキを提供できるもの。そんな“いい刺激”として思い出してもらえたら、と思いました。ということで、『数字を選ぶ宝くじ』の新シリーズは、宝くじになじみのなかった人たちが、その刺激的な魅力を知っていく物語です」と、クリエイティブディレクター 栗田雅俊氏。

「誠実で穏やかな神木さん、上白石さん。対するは、大人のドキドキした魅力を表現する山本耕史さん、という人間関係の中で変化を描いていきます」

本CMシリーズは、タイトルに「新・宝くじドラマCM」とあるように、エピソード1、エピソード2に続いて、今後ドラマが展開されていく。今回、ストーリーもののCMをあえて制作した理由を、栗田氏は次のように話す。

「近年、ストーリーものCMって減っている気がします。物語よりも簡単な構造のCMのほうが効率的だ、との声もあります。それその通りと思いつつ、CM15秒の中にある情報量が薄まっている中で、前後の人生や物語を感じられる“濃さ”は、いまむしろ差別化できるかもしれないな、と」

現在、エピソード2「チャンスの女神」篇までが公開されている。エピソード2では、雨でランチをあきらめた二人の前に、「チャンスの女神は気まぐれだ」と、びしょ濡れのコージが現れる。雨の中、キャリーオーバー中のロト7を買ってきたコージに、ハンカチを差し出した萌音。コージは懐から取り出したロト7を、萌音に1枚渡す。それを手にした萌音の表情がみるみるうちに変わっていく…

「心の変化を説得力をもって描くために、変なキャラクター設定みたいな大きな嘘はついてますが、細かい芝居やセリフ、目線の動きなど小さなところの嘘はつかないようにしたいなと思いました。新ドラマっぽい気分で、設定などもチームみんなで色々考えました」

SNSでは、この新シリーズを見て「面白い」「笑った」という声とともに、山本さんが出演した映画の役と重ね合わせて見る人や、長すぎる肩書にツッコミを入れる人も続出している。

「これからも理屈抜きに笑えるものを目指して、物語はまだまだ続きます。今後3人はどうなっていくのか、ご期待ください」

公式サイトに掲載されている相関図。