ソフトバンクのオンライン専用ブランド「LINEMO」は、サービスを紹介する4本のWeb CMを7月14日に公式YouTubeで公開した。

これまでにもさまざまなWeb CMを展開してきたLINEMO。今回のシリーズに登場するのは、ファッショナブルなスタイルの若者たちだ。まるでファッションフォトのような世界観の中で、彼らの会話が進んでいく。そんな彼らが目の前にある課題やストレスに「あぁ、も〜」となる瞬間に、「ラインモ〜」と登場するのが本田翼さんと牛だ。

「本田翼さんにご出演いただいているLINEMOは立ち上げから結構なバリエーションを制作していますが、今回は普通ではない、すこし壊れた世界観にしたいと思いました」と、アートディレクター 佐野研二郎氏と香取有美氏。

「Web中心のコミュニケーションということもあり、いままでの広告文法として成立していなくても別にいいのではないか、逆に気になるようなものをつくってみたいと思いました。いまいろいろなストレスがある時代だと思ったので、『ああもう！LINEMO！』と牛が困っているビジュアルを、オリエンのあとすぐに考えました」

Web CMに登場しているのは、WebライターのARuFaさん、櫻坂46の大園玲さん、ゲーム配信者のスタンミさん・じゃすぱーさん、俳優の池田匡志さんと、それぞれの分野で多くのファンを持つ人たちだ。

「出演いただいたキャストの皆さんは、熱量の高いファンを多く持つ人という軸はありつつ、制作チームメンバーの誰かが熱心に推している・応援している方々にご出演いただきました」（プランナー 花田礼氏）

演出を手がけたのは、児玉裕一監督。今回のWeb CMにおける「海外のファッション誌を切り取ったような世界観」は、児玉監督の提案だ。その世界観の中、「あぁ、も〜→ラインモ〜」という言葉が印象に残るように、前半の会話は意味以上に音を重視して組み立てたという。

CMに本田さんと共に登場するのは、本物の牛だ。

「合成ではなく、本物の牛（モフちゃん）と本田さんを同居させることで一見冗談っぽいが本格的で、アート性のあるビジュアルにしようと考えました」（佐野氏・香取氏）

キャンペーンロゴも牛の模様やミルクを彷彿させるデザインにしてPOPでややシュール、チャーミングな佇まいでアートディレクション。ポスターやLINEMOのキャンペーンサイトも、緑をベースにした本田さんと牛のビジュアルを使ったデザインになっている。

キャンペーンサイトと公式YouTubeでは、それぞれの動画のメイキング映像も公開中。動画公開後は、出演者それぞれのファンを起点にSNSで話題が広がっている。