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Fビレッジに聞く、試合がない日にも来たくなる球場のつくりかたとは?

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スポーツスタジアムは、ファンが試合を観戦し、生の迫力と感動を感じることのできる場所だ。「北海道ボールパークFビレッジ」はそこで生まれる興奮を活かしたエンターテインメント施設として開業した。野球ファン以外も取り込み、さまざまな人が集まって楽しむことができる同施設の空間設計について、話を聞いた。

※本記事の続きは、11月1日発売の月刊『販促会議』2023年12月号で読むことができます。


写真 風景 北海道ボールパークFビレッジの全体像
©H.N.F. 北海道ボールパークFビレッジの全体像。

2023年3月に開業した「北海道ボールパークFビレッジ」(以下、Fビレッジ)。本施設は北海道日本ハムファイターズの新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO」を核に、グルメやホテルといったさまざまなアクティビティがある「複合施設」として開業。開業から半年経った9月28日時点での総来場者数は約300万人、公式アプリのダウンロード数は30万にも上る。

観戦前後も楽しめるように

なぜ「複合施設」としての開業になったのか、本施設の開業プロモーションを手がけたファイターズ スポーツ&エンターテイメントの事業統轄本部 広報PR部 早川 香氏は次のように話す。

「北海道日本ハムファイターズでは、毎試合約数万人が来場されます。せっかくそれだけの方がスタジアムへ足を運んでくださるのに、試合を観戦し終わったらすぐに帰路につかれてしまう。そこに課題意識を感じ、来場者の満足度を高め、また来たいと思っていただけるよう、試合の前後も楽しめる場所にしたいと考えました。また、少子高齢化により、野球の競技者人口も減少。野球に興味がない人にもスタジアムの近くに来てもらえるよう、観戦以外も楽しめる複合施設を目指しました。開業までの過程では、従来のような“施設の完成予想図”ではなく、プロジェクト全体を通してどのような姿を目指すかという『未来設計図』づくりから始めました。『世界がまだ見ぬボールパーク』を目指して描いた『未来設計図』を、開発に関わる全ての方に配布。文字だけでは伝わらない未来風景を伝え、この場所への期待感を醸成していきました」(早川氏)。


写真 パース・イメージ 関わる人全員に配布した、「世界がまだ見ぬボールパーク」の未来設計図
©H.N.F. 関わる人全員に配布した、「世界がまだ見ぬボールパーク」の未来設計図。

そういった未来設計図をもとに、「野球を見に来る場所」から一歩踏み出し、天然温泉・サウナ、アウトドア、クラフトビールなどのグルメ、ドッグランといったさまざまな切り口を野球と掛け合わせた施設を設計。観戦スタイルに関しても従来のスタンド席から見るスタイルにとらわれず、施設内のサウナやホテルからも観戦できるようにした。多様な観戦スタイルを提供し、野球に関心がない人も訪れてみたいと思えるような場所を目指したという。


写真 風景 球場内の「tower eleven onsen & sauna」から見るスタジアムの様子
©H.N.F. 球場内の「tower eleven onsen & sauna」から見るスタジアムの様子。

公式目安箱をX上に開設

このような成功を収めた裏側には、親しみやすさを意識したプロモーションがあった。まず同社は、「人」の想いがSNSで拡がっていく現在の風潮に着目。……

……この続きは11月1日発売の月刊『販促会議』2023年12月号で読むことができます。

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