宮崎県宮崎市は 2月3日、同市出身の漫画家である東村アキコ氏が手がけた「宮崎市制 100 周年記念ロゴマーク」を発表し、同日にリリースイベントを開催した。
ロゴマークを通じ、市への愛着や誇りなどの醸成を図るとともに、宮崎市の魅力を広くアピールしていく狙い。
宮崎市は、大正 13 年4月に市制を施行し、令和 6 年4月に 100 周年を迎える。次の100 年に向け、さらに市民に愛され、幸せや豊かさを感じられる”宮崎市”の実現を目指す一環としてロゴマークの作成を決めた。
デザインを担当した東村アキコ氏は、『東京タラレバ娘』や『海月姫』をはじめ、多数の人気作品を手がける漫画家だ。
完成したロゴマークは、「M」をモチーフにしたねこのシンボルマークと「SMILE MIYAZAKI 100」のロゴタイプから構成される。また同氏が手掛けたキャラクター「みやねこ」も併せて発表された。
「100周年記念ロゴマーク」のリリースイベントには、清山知憲市長や東村アキコ氏が登壇。市民約200人の前で、ロゴマークや「みやねこ」をお披露目した。
また東村氏が、ロゴマークが生まれた背景や思いなどを語った。
東村氏はロゴマークの制作について「今までの100年とこれからの100年で変わらないもの、それは『明るくて笑っている姿』だと思い、笑顔をテーマにしました」とし、「宮崎市の『M』と、スマイルの『M』を頭に描き、『笑顔を忘れないでいこう』というメッセージを込めました」とコメントしている。
イベントへの参加は、当日配布の整理券制で募った。会場には、東村氏の漫画『かくかくしかじか』の複製原画も展示され、参加した市民を中心に盛り上がりを見せたという。
宮崎市は「宮崎市制100周年記念ロゴマーク」や「みやねこ」を様々な人に活用してもらうべく、宮崎市ホームページの専用サイトからデータをダウンロードできる環境を整えている。
ロゴマークにより、「地域をより良い場所にするために自分自身が関わっている」という当事者意識や自負心を意味する「シビックプライド」の醸成を図っていく。
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