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容器がもたらすベネフィットをCMで 少容量の飲用シーンに着目

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牛乳・乳飲料4商品のパッケージをリニューアル

雪印メグミルクは牛乳や乳飲料の中身だけでなく、パッケージの形状で勝負をしかける。「おいしい雪印メグミルク牛乳」(230ml)をはじめとする小容量帯4商品のパッケージを刷新し、最大の特長であるキャップ付き容器を「ゴクうまボトル」としてシリーズ化。3月19日に全国販売を開始した。パッケージには「ゴクうまボトル」のアイコンを挿入しており、カテゴリーを横断して「容器」の魅力を前面に押し出す考えだ。

「ゴクうまボトル」シリーズとしてパッケージリニューアルした4商品

リニューアル販売したのは「おいしい雪印メグミルク牛乳 ゴクうまボトル」「雪印コーヒー ゴクうまボトル」「毎日骨太 高たんぱくミルクMBP」「毎日骨太 高たんぱくカフェオレMBP」(各230ml)。記念キャンペーンの一環で、スーパー銭湯アイドルとして知られる「純烈」をイメージキャラクターとして起用。牛乳瓶のように広い飲み口をアピールするため、風呂上りの飲用シーンをイメージした新CM「ゴクうまボトル登場」篇を制作し、3月27日に配信開始した。CMのために描き下ろし、「純烈」が歌うオリジナルソング「恋のゴクうまボトル」のミュージックビデオも公開した。

「おいしい雪印メグミルク牛乳」「雪印コーヒー」の少容量帯は2022年に発売。大容量帯では飲み切れないという高齢者や単身者の需要が高い。顧客へのヒアリングで、少容量の牛乳や乳飲料に多いストロータイプは「持ち運びが不便」「最後の一滴まで飲みにくい」といった声が多かったため、キャップ付き容器を採用。発売当時から「ゴクゴク飲めておいしい」「キャップ付きで様々なシーンで飲める」「230ミリはちょうどいい」など好評だった。

「1人でも多くのお客さまに、様々なシーンで飲んでもらえれば」と話す浪江氏

今回のリニューアルは特に評価されていた「ゴクゴク飲める」という魅力を前面に押し出す狙い。広い飲み口のおかげで飲用シーンも拡大し、風呂上りに瓶牛乳のように飲む利用方法を提案している。市乳事業部飲料グループの浪江晃斗氏は「容器の魅力をこれまで伝えきれていなかった。価格や中身だけでなく、容器の工夫も知ってもらいたい」と話した。

新CMは、風呂上りの女性のもとに現れた「純烈」の4人が、ステージ照明に包まれた部屋の中で、「ゴクうまボトル」をマイクに見立てて歌とダンスを披露。4人が歌いながら、「牛乳瓶のような広い飲み口」「飲みきりサイズで、いつも開けたての香り」と言った同商品のセールスポイントを伝える。

新CMに「純烈」を起用した理由は、女性人気が高く、小容量帯の購入層と重なるほか、風呂上りのイメージにも適しているからだという。広い飲み口でおいしく飲めることを表現するため、CMでは飲用シーンの表情に特にこだわった。

ミュージックビデオは4分弱のオリジナルソングを個性的な映像で演出。純烈メンバーのそれぞれの風呂上がりの過ごし方を披露したほか、手に腰を当てて「ゴクうまボトル」を飲むシーンを描いた。

2007年に結成した元戦隊ヒーロー俳優中心の4人組ムード歌謡コーラスグループの「純烈」。温浴施設で活動を続け「スーパー銭湯アイドル」として知られる

3月27日のメディア向け発表会では、「純烈」の4人がバスローブ姿で登場。イメージキャラクターに選ばれた感想として後上翔太氏は「風呂上がりをイメージしてくれてうれしい」とコメント。「ゴクうまボトル」について、酒井一圭氏は「飲み口が広いので、飲みやすいだけでなく、香りや味を楽しみやすい」と話した。

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