埼玉県越谷市の新ブランドメッセージ「水遊都市KOSHIGAYA」 若者の関心向上目指す

同市にある国内有数の大型ショッピングモール「越谷レイクタウン」に隣接する大相模調節池での水上アクティビティや、元荒川・葛西用水の景観が楽しめるウッドデッキでのマルシェなど、水辺の活用が進んでいる。一方で、台風などの風水害による被害も多く、治水対策にも取り組んできた。水口課長は、「変わらない地域性に、心地よい暮らしやすさやワクワクする挑戦といった未来に向けた新しい価値観を組み合わせ、『水遊都市KOSHIGAYA』としてプロモーションを展開する」と話した。

「KOSHIGAYA水遊都市伝説」


今回の新しいプロモーションは、観光誘致や都市間競争を前提とした人口増加ではなく、地域との関わりを創出することで、ブランドメッセージの策定を契機に市民が町を知り、共感するきっかけを提供したい考え。水口課長は「まちへの関心や関与の意欲の増加を期待している」としている。

プロモーションコンテンツ「KOSHIGAYA水遊都市伝説」も展開している。市民から集めた同市の魅力やローカルネタを紹介する冊子と動画を制作した。映像には、親しみや共感の輪が広がるよう、地域の関係者が多数出演している。若い世代への訴求を強化するため、TikTokのフォロワーが21万人を超えるお笑いタレント「パーマ大佐」を起用。映像監督の有馬研吾氏が制作を手がけた。冊子は市内各駅や飲食店、公共施設などで配布。映像はYouTubeや公共施設などのモニターで公開される。

今後は、Web広告や市内各駅での交通広告、イオンレイクタウンでのPRに加え、市内外の関係者を巻き込み共感を生むギネスイベントの開催などを通じて、ブランドメッセージの浸透を図る。市民ワークショップの開催やSNSを活用した情報発信を通じて、地域のつながりの創出にも取り組む。

ブランドメッセージのロゴなどは、企業や団体がイベントなどで活用できる。市では、ブランドメッセージを取り入れたクリアファイルや紙袋などを用意している。また、「ユニクロ イオンレイクタウンkaze店」では、ブランドメッセージのロゴをデザインしたTシャツやトートバッグなどの販売を予定している。

これまで課題となっていた若い世代の共感を得るため、自らが参加できるコンテンツの企画も進めている。その一環として、市内の美容専門学校の生徒と協力し、インスタグラムで地域の魅力を発信する「越谷市役所プロモーションZ係」を新たに立ち上げた。今後も、若者世代への訴求を強化する情報発信に力を入れる考えだ。

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