本記事は月刊『販促会議』4月号に掲載されている、最新の販促アイデア、テクニックを一挙紹介する連載「Idea&Techniques」の転載記事です。本記事は月刊『販促会議』4月号は宣伝会議デジタルマガジンでもお読みいただけます。
日販グループホールディングスと日本出版販売は2025年3月1日、奈良県のイオンモール橿原に移転オープンする世界最大面積の「無印良品 イオンモール橿原」内に新たな書店「橿原書店」を開業した。
「橿原書店」のイメージ。約5万冊の新刊、話題書、定番書をラインアップする書店エリア、読書とともに地域の食材を使ったメニューやコーヒーを楽しめる本と喫茶エリアなどを設置した。
「橿原書店」は、日販が直営する書店と無印良品をシームレスにつなぐ共創型モデル店舗。書店の減少に歯止めがきかない状況を受けて、日販が持続可能な書店経営のための新しいモデルとして企画し、良品計画に「新しい店舗を共創したい」と提案したものだ。「橿原書店」を共創型モデル店舗の1店舗目と位置づけ、今後は全国の書店とともに出店の拡大を目指す。
イオンモール橿原の店内では、書店としての専有部分だけでなく、無印良品の売り場の各エリアにおいても本や地域商材を陳列。企画コーナーも常設して、地域の人々が気軽に参加できる仕掛けづくりを行っていく。
また、「書店は地域に必要な存在」であることを体現するため、地域のコミュニティセンターとして書店の価値を拡張。生活者同士が接する機会の提供や、地域の企業、食、資源、クリエイターとのコラボなどを積極的に行うことで、コミュニティとしての機能も提供していくとした。すでに、地域の人々との選書企画や、地域の商材をプレゼントするキャンペーンといった企画が予定されている。
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