白銅 初のテレビCMにどぶろっくを起用した理由

デジタルの世界で知名度を確立させたブランドがさらなる顧客との接点拡大を目指したり、従来は人的営業中心だった企業が、テレビCMの活用に踏み切る機会があります。なぜテレビCMを選んだのか。初めて出稿する際に、どのような戦略を持って臨んだのか。担当者に話を聞きます。

※本記事は月刊『宣伝会議』5月号の連載「初めてのテレビCM」に掲載されています。

「まさか!」な選曲の替え歌でインパクトのあるCMを放映

「白銅ミュージカルShow」篇(30秒)より。

アルミや銅・ステンレスなどの非鉄金属、および鋼・プラスチックなど産業用素材の専門商社である白銅。およそ5500アイテムの在庫商品を保有し、顧客が希望するサイズや形状への切断・加工から配送まで行うなど、商社としての機能だけでなく、産業用素材に関連するさまざまなサービスを提供。日本国内だけでなく、海外でもビジネスを展開している。

同社にとって初のテレビCMとなる「白銅ミュージカルShow」篇の放映は2024年12月31日から開始した。その後も継続して全国で放映され、このほか鉄道車両内のサイネージでも動画広告が展開されている。

CMは、お笑いコンビ・どぶろっくの江口直人さん、森慎太郎さんの2人が楽屋で待機しているシーンから始まる。江口さんが「白銅」のカタログを眺めながら、「白銅って素材の会社なんだって」と世間話をしていると、突然舞台が楽屋からミュージカルのステージのような場面に切り替わる。たくさんの白熱電球で飾られたステージと大きな「白銅」の文字をバックに、農民と神さまが登場するコントで歌われる楽曲の替え歌を江口さんが熱唱。曲と森さんのツッコミに合わせて、白銅が取り扱う様々な素材、半導体や自動車、飛行機などが、従業員と共に次々と現れる。最終的には従業員も曲にあわせて踊りだし、「モノづくりをドーンと支えるパートナー」というコピーと共に、壮大なミュージカルさながらにフィナーレを迎える、という内容だ。

CMの制作意図について白銅の担当者は、「初めてのCMでしたので、視聴者の反響が得られるような、インパクトのある企画を、と考えました」と話す。


…この続きは4月1日発売の月刊『宣伝会議』5月号で読むことができます。

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