「ちゃうちゃう犬になって、学校の授業を受けたい。」といった子どもの空想をビジュアル化した作品
一方で、WIT COLLECTIVEによると、生成AIによって空想をビジュアル化するには、精緻な指示や多数の生成プロセスが求められるという。思い描いたイメージを完全に再現する方法についてはまだまだ課題が残っており、今後の発展に期待が寄せられている。
また、生成AIは法整備が過渡期にあり、ディープフェイクや著作権に関する懸念も相次いでいる。クリエイティブ分野では、権利関係をしっかりと把握し、人の目でチェックしたうえで成果物を公開することを徹底する必要があるとしている。
国内電通グループは「”人間の知(=Intelligence)”と”AIの知”の掛け合わせによって、顧客企業や社会の成長に貢献していく」という独自のAI戦略を、新ビジョン「AI For Growth」を2024年08月05日に発表した。すでにグループ各社が取り組んでいる様々なAI活用に共通する考え方であり、今後もこのビジョンを基盤に、AI関連の研究・開発・人財育成などを推進していく。
同グループは「AIの知」を人間の思考や試行錯誤の軌跡・刻印であると捉えている。AIを単なる自動化や効率化のための技術・機械として利用するだけではなく、人の思考プロセスやノウハウ、様々なデータをAIにインプットし、進化したAIから人が学ぶ、というサイクルを通して「人とAIが高め合う」AI活用を推進していく考えだ。
「WIT COLLECTIVE」は、2024年6月1日に設立。4月に旧社名「WITCRAFT」から社名を変更した。AI動画サービス「DO/AI」を通じて広告動画などの制作を行っており、「CreAItive Conductor」がコンセプト開発やプランニングなどをサポートする。
