コジマ、創業70周年で13年ぶりの単独CM 周年記念セールで売上12億を目指す

地域密着の強みを強化する新ブランドメッセージを策定

コジマは創業70周年を機に新ブランドメッセージを定め、新たなプロジェクトを始動した。その一環として単独では13年ぶりとなる新テレビCM「コジマ 70周年 Big Sunny Smile篇」を4月25日に放映開始する。アンバサダーに起用した俳優の奈緒が出演。コジマはZ世代を含めた若年層の獲得に力を入れる方針だ。70周年記念セールによって、8月までに売上12億円を目指す。

写真 人物 中澤裕二社長(左)とアンバサダーの奈緒

中澤裕二社長(左)とアンバサダーの奈緒

同社は1955年に栃木県宇都宮市で創業。店舗数や売上を増加させ、1998年から2001年の間は家電量販店での売上高日本一を達成した。2002年から競合店の増加により苦戦。2008年には全国に店舗出店を達成した一方、利益水準が徐々に低迷していった。

2012年にビックカメラと資本業務提携契約を結び、ビックカメラがコジマの株式の過半数を取得して、コジマはビックカメラの子会社となった。都市部に強いビックカメラと郊外店が多いコジマの店舗網で競合に対抗。2013年から復活期を迎え、同年に2社連名の「コジマ×ビックカメラ」店舗が初オープンした。

現在は140店舗を展開。スーパーなどとの複合店も展開している。「地域密着」を強みとしており、家電だけでなく、野菜を販売する朝市や、子どもから親まで楽しめる「ミニ四駆」の大会やイベントなどの取り組みを実施してきた。

今年4月に70周年を迎えた。これを契機に新ブランドメッセージ「Big Sunny Smile 笑顔で、地域に陽だまりを。」を定めた。ステークホルダーにとって陽だまりのような場所を目指すという。

次のページ
1 2
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ