コジマ、創業70周年で13年ぶりの単独CM 周年記念セールで売上12億を目指す

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中澤裕二社長

Z世代に対するアプローチも強化。競合店の増加やECサイトの隆盛によって20~30代の顧客構成比は20%程度に低迷。若年層向けの施策としてこれまで実施してきた「ミニ四駆」や、地域のスポーツ振興への取り組みを一層強化する。

ビックカメラと経営統合してからは、「コジマ×ビックカメラ」など連名でのCMを放映していたが、単独でのテレビCMは放映していなかった。13年ぶりの単独CMは、子どもの頃からコジマに通っている主人公を奈緒が演じる。兄がコジマで働く姿を見て、コジマと地域の人が暖かい笑顔でつながっていることに気づくという内容だ。

CMは顧客に対してだけでなく、従業員のモチベーションを高める意図もあるという。今後は単独CMも継続的に放映するとしている。

今後はブランドメッセージを中心に、様々なキャンペーンや社内風土改革などの従業員向けプロジェクトを実施。周年を記念した「コジマ70周年記念サイト」を4月24日に開設し、様々な情報発信を行う。

昨年11月に発表した中期経営計画では4つの重点戦略として、訪問ビジネスなど「店舗ブランド力」の強化、従業員の生産性を高める「人時生産性」の向上、リフォーム事業など「成長事業における収益の拡大」、サステナビリティ経営や株主還元の充実など「資本効率の向上」を掲げている。中期経営計画最終年度の2029年8月期には売上高3150億円、営業利益90億円の達成を目指す。

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