新年度がスタートし早1カ月。新しい環境での仕事に追われるなか、初の大型連休がやってきました。身体を休めることはもちろん大切ですが、ほっと一息つけるいまだから読んでほしい宣伝会議 書籍編集部おすすめの書籍をご紹介します。今回はマーケティング篇です。新入社員・新部署配属の皆さんだけでなく、マーケティングの実務に関わる全ての方におすすめの3冊です。
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『なぜ教科書通りのマーケティングはうまくいかないのか 電通戦略プランナーが教える現場のプランニング論』(北村陽一郎著)
本書のベースになっているのは、著者が電通社内で主宰する少人数制のプランニング塾「北村塾」の講義内容です。若手プランナーたちの現場の課題感を聞きながら、対話を通じてマーケティングへの理解を深める場になっています。いわゆるマーケティング・フレームの中には、本来は万能でないにもかかわらず原理原則的なものと扱われ、頻繁に使われるもののうまくいかないケースが多くあります。教科書ではわからない、リアルな現場において、何を灯台とするか。「過剰な一般化」「過剰な設計」「過剰なデータ重視」の3つを軸に、マーケティングの考え方やフレームを実践においてどのように使えばよいか、現場の知見にもとづいてお伝えしています。
『偶発購買デザイン「SNSで衝動買い」は設計できる』(宮前 政志、松岡 康、関 智一著)
スマートフォンやSNSの普及で変化した購買行動。多様化するデジタル上の消費行動パターンや複雑化するメディアについてその全体像を体系立てて語り把握することはもう不可能なのか…。そんな悩みを抱える方におすすめしたいのが本書です。情報回遊時代の購買行動モデル「SEAMS®」とそのプランニング方法を初めて詳細に解説した1冊となっています。I-ne、BASE、ユニクロ、マクドナルド、日清食品、ニトリ、ホーユー、アサヒビール、Bリーグなど、豊富なケース分析を通じ、現代のマーケティングで日々起きている偶発起点の購買=「衝動買い」の正体に、電通の現役戦略プランナーが迫ります。
『君は戦略を立てることができるか 視点と考え方を実感する4時間』(音部大輔著)
本書は2017年刊行のロングセラー書籍『なぜ「戦略」で差がつくのか。』を土台にした、マーケター向けの戦略立案の講義4時間分をもとに、読みやすくまとめた1冊です。あいまいなニュアンスで語られがちな「戦略」を明確に定義づけ、より深く理解できるほか、戦略立案のプロセスまでを詳細に解説。自らのビジネス目的を達成させるための戦略を実際に立てることができます。丸善丸の内本店で10週連続ベスト10入りを果たし、組織の戦略構築力向上のために部門単位での購入や、企業の研修に採用されるケースも増えています。若手~中堅、マーケティングのエキスパート、そして経営層まで、全てのビジネスパーソンの必読書です。
