新キャスターの「人柄」に着目したストーリーで見せる、RKK熊本放送の番宣CM

RKK熊本放送は、3月30日に月曜日から金曜日の18時15分から始まる情報番組「NEWSゲツキン」を開始した。夕方の情報番組の刷新は、同社としては6年ぶり。メインキャスターを務めるのは、同社アナウンサー 青谷倫太郎さんだ。そして番組開始にあたり、同社ではこんなCMをオンエアしたのである。

「RKKの青谷倫太郎。あだなは倫ちゃん。後頭部に寝ぐせがつきやすい。朝はうどん。なんなら昼もうどん。スーツは自宅で洗えるやつ。表に出るのが苦手な自分を変えたくてキャスターを目指した…」。こんなナレーションとシガキマサキさんの歌と共に、青谷さんの日常の姿が映し出されていく。どちらかと言えば、番宣CMは番組の見どころや出演者を強くPRするものが多いが、このCMでは青谷さんのキャラクターをじっくりと紹介。見ている側が、彼を応援したくなるような気持ちになってくる。メインのキャッチフレーズは、「世界を、ほどく。」。

「夕方の情報番組を刷新するにあたり、今回はニュースに特化する。報道に重点を置きたい。そのとき、安住紳一郎さん、羽鳥慎一さん、有働由美子さんなどがテレビ局の顔になっているように、RKKも新たなキャスターを立てて熊本の新しい顔として育てていきたい、というお話がありました」と、企画を手がけたクリエイティブディレクター 上田浩和氏。

新キャスターである青谷さんをどうすれば「熊本の顔」に育てていけるか。考える中で着目したのは、彼の人柄を紹介することだった。
「キャスターというと、敷居が高いイメージがあります。その敷居を、彼の素の部分を打ち出していくことで下げていく。視聴者のみなさんが、青谷さんの内面に好感を持ってくれたら、彼の言うことに耳を傾けてくれるようになるかもしれない。それは熊本の顔になるための第一歩だと考えました」

当初のオリエンは新聞原稿だけだったが、上田氏はその予算のなかでCMを自主提案。新聞原稿の延長でできるCMはないかと考え、スチール写真をつなげていくという映像の構成になったという。

「地元熊本のみなさんでつくることにこだわりました。アートディレクターの西田衣美さん、カメラマンの白木世志一さん、音楽のシガキマサキさんは熊本出身熊本在住。プロデューサーの山崎剛さんは埼玉出身で熊本在住。熊本のために、という思いがあったからこそできあがった新聞原稿とCMだと思っています」

イメージ 新聞広告 3月29日に出稿した番組を告知する新聞広告

3月29日に出稿した番組を告知する新聞広告

公開されたCMは3本、3月29日には30段の新聞広告も出稿している。これまでとは一味ちがう番宣にRKK社内での反応も良く、テレビCMは期間を延長してオンエアしている。

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スタッフリスト

企画制作 上田家
CD、C、企画 上田浩和
AD 西田衣美
撮影 白木世志一
Pr 山崎剛




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