嵐・相葉雅紀を起用 ブランド卵「きよら」の新CM 「徹子の部屋」手法で10年継続

子どもの視聴者にも訴えかける新CM

アキタフーズは、ブランド卵「きよら グルメ仕立て」の新CM「いもうとのお布団篇」を5月10日に放映する。2015年にスタートした「寝冷えネコ(きよニャ)」のシリーズの最新作で、今回は嵐の相葉雅紀を起用している。CMキャラクター「きよニャ」の妹「ベビきよ」が初登場。声はおよそ1歳半の子どもが担当しており、料理をする親だけでなく、子どもの視聴者もターゲットとしている。

写真 人物 嵐・相葉雅紀と「きよニャ」

・嵐・相葉雅紀と「きよニャ」(アキタフーズ きよら グルメ仕立て 新CM発表会)

新CMの出稿量は10日から3週間で2000GRPを予定している。これは初代CM以来の出稿量であり、10年目を迎えたシリーズの最新作を通じて、より多くの人々への周知を図る考えだ。

「寝冷えネコ(きよニャ)」のシリーズは2015年にスタート。ケチャップライスでできた猫のキャラクター「きよニャ」に卵の布団をかけてあげる内容となっている。これまでに小雪やYOSHIKIなどが出演。2016年にはACC賞マーケティング・エフェクティブネス部門でグランプリを受賞した。

2024年にはユーチューバー「HIKAKIN」(ヒカキン)を起用した「きよら グルメ仕立て『きよキン篇』」を放映した。

起用するゲストは変わりつつも「きよニャ」に卵の布団をかけるという内容は変わっていない。10年にわたって同シリーズを継続してきた理由について、営業企画管理部の渡邊大樹課長は「卵は価格が安いほど売れる商品であり、一つのブランドを確立するのは難しいとされてきた。そこでブランド定着のためには同じテイストのCMを継続することが重要だった」と語る。

渡邊氏はテレビ朝日系列の人気番組「徹子の部屋」を例に挙げ、「黒柳徹子さんは毎回登場するが、ゲストは毎回異なる」とし、長寿番組のように定番の顔を印象付けつつ新鮮さも保つ手法を「きよら グルメ仕立て」の広報戦略にも取り入れたとしている。

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