「欲しいと思うきっかけ」1位は「友達からのおすすめ」
購買行動において、家族からのおすすめの影響度は年齢に関係なく一定であり、小学生から中学生にかけても親や兄弟の意見が重要な参考情報となっていることがわかった。
同ラボの取材によると、α世代は年齢が上がるにつれて、自発的に情報を集める傾向が強まり、購買の意思決定プロセスに変化が生じることがわかってきたという。特に、小学生低学年ではテレビCMや番組の影響が大きい一方で、高学年になるにつれて、情報源が友人のおすすめやSNSの口コミへとシフトしていく。
商品・サービスを選ぶポイントランキングは、「リーダー型」「フォロー型」共に1位は「見た目(かわいさ、かっこよさなど)」で5割近くなった。
またα世代「リーダー型」は、YouTubeやTikTokで流行をチェックし、SNS上のレビューを参考にすることで、より自分に合った商品を選択する傾向が見られた。この変化は、中学生以降さらに顕著になる。
一方で「フォロー型」は、「リーダー型」の投稿や同世代インフルエンサーの発信を参考にしながら、流行をキャッチアップし、受動的にトレンドを追う一方で、一定の信頼を置いた「リーダー型」の情報を優先的に取り入れる傾向があった。
同調査では商品の検索方法として、「ネット検索」を最もよく利用していることがわかった。「友達に情報を聞く」や「家族に情報を聞く」といった身近な人からの情報収集も上位にランクインした。
良いイメージを持っている企業・1位は「マクドナルド」
「良いイメージを持っている企業」の1位は「マクドナルド」が264人、2位が「任天堂」で247人という結果になった(複数回答)。「マクドナルド」は普段利用することが多い飲食店としても1位に選ばれており、2位の「任天堂」含め、日常的に触れる機会の多い企業が良いイメージを持たれている傾向が見られた。
