旧江戸川乱歩邸オープンで「江戸川乱歩DAY」開く 「コナン」トークショーなど

「コナン」脚本家トークショーを開催

午前中の「『名探偵コナン』と乱歩の邂逅」では、昨年11月に放送されたアニメ「名探偵コナン 乱歩邸殺人事件」を上映後、本作の脚本を手がけたミステリー作家・大倉崇裕氏を迎えたトークショーを開催。乱歩ファンはもちろん、各々の推しキャラグッズを手にした老若男女のコナンファンも大勢集まり、会場内は満席に。

イメージ 江戸川乱歩生誕130周年を記念したアニメ「名探偵コナン 乱歩邸殺人事件」

江戸川乱歩生誕130周年を記念したアニメ「名探偵コナン 乱歩邸殺人事件」

大倉氏は自身と乱歩作品との出会いについて「初めて読んだのは小学生の頃で、ポプラ社の文庫シリーズ。大学時代になってからも大人向けの本格推理作品を読んでいました。明智小五郎が好きで、『蜘蛛男』『魔術師』など、奇怪な犯人と対峙するヒロイックな存在に魅了されます。乱歩はずっと人生と共にありますし、神様的な存在ですね」とコメント。

今回の「乱歩邸殺人事件」では、リニューアル前の乱歩邸を実際に見学してプロットを考えたという。大倉氏は「土蔵を見て、事件を起こすには『ここしかない!』と思いました。乱歩邸が切り口の作品は、乱歩の二次創作の歴史でも初だと思いますし、コナンファンの皆さんに乱歩や施設のことをしっかり伝えられるようなAパート(ストーリー前半部分)を意識しました」と裏話を語った。そのほか、「施設を爆破したり、立教の偉い人を真犯人にするのは大丈夫か」など、コナン作品らしい確認作業もあったことが明かされ、会場は笑いに包まれた。

写真 人物 大倉崇裕氏(右)と、アニメでは“五藤教授”として事件の容疑者になった文学研究者の後藤隆基氏(左)

大倉崇裕氏(右)と、アニメでは“五藤教授”として事件の容疑者になった文学研究者の後藤隆基氏(左)

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