博報堂「生活者発想技術研究所」とWOWOW「夢中のトビラボ」は、大人の夢中に関する共同研究を開始。5月21日、共同研究の第一弾として、20~70代までの生活者1.8万人を対象とした「夢中のチカラ調査」の結果を発表した。
調査結果によると、20~74歳の2人に1人(51.2%)が「夢中になれるものごと」を持っており、17.3%は「他人の評価に左右されない、自分軸の夢中」を持っていることが分かった。また、自分軸の夢中を持つ人の人生満足度のスコアが、夢中なものごとを持たない人と比べて約2倍も高いという結果が得られ、夢中なものごとを持つことが、その人のウェルビーイングを大きく推進している可能性があるのではないかと分析している。
結果の詳細は次の通り。
夢中なものごとがある人は2人に1人
日本全国の20~70代のうち、夢中なものごと(とても好きで、そのためにある程度時間をかけているものごと)を持つ人は51.2%。人口に換算すると、夢中なものごとを持つ人は約4334万人存在する。
さらに、他人の評価に左右されない「自分軸の夢中」を持つ人は20-70代の17.3%で、約1465万人存在する。
性年代別に見ると、男女いずれも「夢中あり計」の構成比は若年層とシニア層において高い傾向(中間層のスコアが低いおわん型)。「夢中あり×自分軸(自分軸の夢中)」は、年代が上がるほど出現率が高まる傾向があった。