体験型コンテンツでコンセプトを訴求
富士フイルムは、デジタルカメラ「Xシリーズ」の最新モデルを5月22日に発表した。新商品は、240グラムの軽量ボディでフィルムライクな写真表現が楽しめるコンパクトデジタルカメラ「X half」(FUJIFILM X-HF1)である。6月下旬に発売を予定しており、市場想定価格は10万8000円(税抜)。最新モデルの体験イベントを下北沢の「BONUS TRACK」(5月23~25日)で開催する。
女優の内田理央と「X half」
「X half」はハーフサイズカメラをモチーフにしている。フレーム切り替えレバーが搭載されており、アナログ感のある撮影体験が可能。デジタルながらフィルムライクな写真表現が再現できる点が特徴であり、写真愛好家からデジタルカメラ初心者まで広く親しまれることを願って「X half」と名付けられた。
本機は、一般的なデジタルカメラで採用されるアスペクト比3:2、4:3、16:9とは異なる、「横3・縦4」のアスペクト比を採用。「縦構図」で静止画や動画を撮影できる。縦構図の作品制作に最適な縦型の高倍率ファインダーと液晶モニターを装備しており、2枚の縦構図写真を1つの画像として組み合わせて撮影できる「2in1」機能も搭載している。
多彩なフィルター機能も特徴。従来の「Xシリーズ」で好評を博した、写真フィルムを交換するような感覚で様々な色調表現が楽しめる「フィルムシミュレーション」や、フィルム写真特有の粒状感が得られる「グレイン・エフェクト」に加え、「ライトリーク」などの新たな撮影フィルターも採用している。
専用アプリを通じてスマートフォンへの静止画・動画転送も可能。スマートフォン用プリンター「instax Link」シリーズによるプリントにも対応している。