フィルムライクな写真表現をデジタルで再現 富士フイルムの新商品「X half」発売

デジタルカメラ初心者も意識

写真 「X half」

コンパクトデジタルカメラ「X half」(チャコールシルバー)。ほか、「シルバー」「ブラック」のカラーをラインアップ

「X half」は幅広い層をターゲットとしているが、とりわけデジタルカメラに興味を持ちながらも購入をためらっていた初心者に向けて提案したいとしている。

デジタルカメラ初心者にとって、価格と重さが購入の障壁となることが多いという。「X half」は市場想定価格を税抜き10万8000円とミドルクラスに設定。重さは約240グラムで、昨年発売された「X100」シリーズと比較して約半分の重量に抑えた。

カメラ初心者の関心を惹くため、同商品は「コンセプトを起点に開発された」としている。若年層の間でレトロブームが広がる中、かつてのフィルムカメラに対する関心も高まっていることから、フィルムカメラを疑似体験できるというコンセプトを採用した。

こうしたコンセプトを重視した商品設計の背景には、スマートフォンカメラの高性能化もある。デジタルカメラには新たな価値提案が求められており、それらを効果的に訴求するため、昨年から写真家によるセミナーなどの体験コンテンツを拡充させている。

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