伝えたいことは「ギフト選びの楽しさ」PLAZA初のテレビCM

デジタルの世界で知名度を確立させたブランドがさらなる顧客との接点拡大を目指したり、従来は人的営業中心だった企業が、テレビCMの活用に踏み切る機会があります。なぜテレビCMを選んだのか。初めて出稿する際に、どのような戦略を持って臨んだのか。担当者に話を聞きます。
※本記事は月刊『宣伝会議』6月号の連載「初めてのテレビCM」に掲載されています。

全国に約140店舗を展開 約60年の歴史で初テレビCM

「感情が並ぶ棚」篇(30秒)では、棚の奥から購買者の表情を覗く形で、「PLAZA」を訪れた人の感情を可視化。

「感情が並ぶ棚」篇(30秒)では、棚の奥から購買者の表情を覗く形で、「PLAZA」を訪れた人の感情を可視化。

スタイリングライフ·ホールディングス プラザスタイルカンパニーが運営する「PLAZA」が3月7日、初めてのテレビCM「感情が並ぶ棚」篇の放映を開始した。

「PLAZA」や小型店「MINiPLA」など日本国内で約140店舗を展開するプラザスタイル。同社では小売事業のほか、ライセンス事業として「バーバパパ』や「ケアベア」といった世界中で高い評価を受けているIPのライセンス権を保有。店舗内での商品展開や販促プロモーションなどを実施している。

1966年、日本初の輸入雑貨専門店として東京·銀座に第一号店をオープンして以来、着実に店舗数を拡大してきた同社。これまでブランドとして積極的な広告宣伝活動は行わず、各店舗での販促活動に注力。店頭での体験に満足した人たちが口コミで広めてくれる形で、認知やファンを獲得してきたという。

今回のCM放映以前にも、周年などのタイミングで交通広告を実施することもあったが、年間で計画的な宣伝プロモーションを行うことはなかったそうだ。

そんな「PLAZA」の創業初期からの特徴のひとつは、輸入品の品ぞろえの多さにある。真新しいものやこれからトレンドとなるようなアイテムに興味がある情報感度の高い人が主要な顧客層となっていた。当時、今以上に輸入品は高価だったこともあり、顧客層のボリュームゾーンは自分の趣味にお金を使いやすい、30代半ばの利用者が多かったという。

それから数十年の時を経て、“新しい”と捉えられるものや、雑貨カテゴリにおける輸入品のポジションも大きく変化を遂げた。これを受け同社では、2024年に「PLAZA」のリブランディングを実施。新たなミッション「日常の心拍数をあげる。」のもとにカンパニースローガン「HEARTS UP!」を掲げ、「ライフスタイルストア」から「ライフモチベートブランド」へのアップデートを宣言した。

…この続きは5月1日発売の月刊『宣伝会議』6月号で読むことができます。

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