特許技術の「グラファイトヒータ」で差別化図る
家電ブランド「Aladdin(アラジン)」を展開するエー・アイ・シーは、オーブンレンジ市場に参入し、7月1日に「Aladdin グラファイトオーブンレンジ」を発売する。「デザイン家電」としても有名なブランドのデザイン性に加え、開発を担う千石の特許技術である「グラファイトヒータ」を搭載し、最高1300度の高温と遠赤外線加熱を実現した。先行予約は5月28日から開始。先行予約者にはオリジナルグッズをプレゼントする。
「アラジン グラファイトオーブンレンジ」。店頭予想価格は6万7100円前後(税込)で、カラーはグリーンとホワイトを用意
ブランドメッセージは「アラジンの魔法でもっと美味しく、もっと楽に」であり、主なターゲットは40〜50代。総庫内容量は22リットルで、30リットルの大型も多い競合他社のオーブンレンジと比べるとコンパクトな設計となっている。これは、子どもが独立し夫婦2人で暮らす世帯などを想定したものだという。
同社は調査により、キッチンにおける様々な悩みを把握している。新商品は、「温め直すとパサつきやすい総菜」「調理中に目が離せないフライパン調理」「冷凍肉の解凍の難しさ」「作業しにくいキッチンスペース」といった課題の解決を目指して開発された。
特許技術である「グラファイトヒータ」は、人工衛星にも使用される素材を使用しており、0.2秒で発熱、最高温度は1300度に達する。オーブンレンジにこのヒーターを搭載したのは世界初となる。