東京都庁の夜を彩るプロジェクションマッピング「TOKYO Night & Light」において、ポケモンカードゲームをモチーフとした新作『ポケモンカードゲーム TOKYO LUMINOUS NIGHT』が公開され、大きな話題を呼んでいる。3月20日の上映初日、都民広場には国内外から約8000人が来場し、ピカチュウやゲストとともにカウントダウンイベントが実施された。世界中で親しまれるIPの活用は、東京のナイトツーリズムを象徴する取り組みとして注目を集めている。
IPを軸に進化する「東京の夜」
東京都庁舎を舞台にした「TOKYO Night & Light」は、常設型として世界最大規模となる投影面積を誇り、ギネス世界記録にも認定されている。2026年1月には累計来場者数は100万人を突破し、来場者の約5割を海外観光客が占めるなど、新宿エリアの夜間観光拠点として定着してきた。
これまでには「ゴジラ」「ガンダム」「ブルーロック」「パックマン」など、国内外で高い認知を持つ日本発IPとのコラボレーションを展開。特に「BLUE LOCK -TOKYO EGOIST-」は上映初日に6000人超を動員し、東京を代表する夜の観光スポットとしての存在感を高めている。
人気のあるIPの活用は、ファンの期待も高いため、作品の世界観を尊重しながらファンが満足できるクオリティのものを作ることが重要である一方、IP自体を知らない訪日外国人も多いため、幅広く楽しめる作品となるよう考慮する必要があったと、都の担当者は統括した
東京都は、来訪のきっかけとして「日本のアニメ・漫画」が大きな動機となっている点に着目し、IPコンテンツを都市観光政策の中核に位置付けている。作品選定では、国内外で認知度が高く、幅広い層に訴求できる人気IPを重視しているという。
令和6年 国・地域別外国人旅行者行動特性調査より
ナイトタイム観光がもたらす都市価値
東京都はナイトツーリズムの推進について、「観光消費の拡大に加え、満足度向上やリピーター増加、観光需要の時間分散による混雑緩和、需要取りこぼしの防止など多面的なメリットがある」と説明する。さらに、「落とした財布がそのまま戻ってくる」と訪日客からは驚かれるほどの治安の良さや清潔な都市環境といった東京の強みを活かし、家族連れでも安心して楽しめる夜の観光都市としてのブランド力向上を目指している。








