本記事は月刊『販促会議』5月号に掲載されている、巻頭特集「マーケター&クリエイターの「企画力」強化月間」の転載記事です。記事の全文は、月刊『販促会議』2026年5月号、もしくは「販促会議デジタルマガジン」にてお読みいただけます。
優れた企画やアイデアも、伝わらなければ意味がありません。スライドや企画書において重要なのは中身ですが、その価値を正しく届けるためには「見た目」も欠かせません。
本記事では、千葉大学教授・高橋佑磨氏が、非デザイナーでも実践できる「伝わる資料」の基本を解説しています。今回はその中から、特に重要なポイントを高橋氏の言葉とともに紹介します。
ポイント①:情報の重要度に応じて“見せ方”を変える
まず、資料の中の情報は、すべて並列ではなく構造をもっています。見出しやキャッチコピー、キーメッセージなどは重要度の高い情報ですが、補足説明や注釈はそれほど重要な情報ではありません。資料をつくるときは、情報の重要度に応じて各情報の目立ちやすさを変えることが大切です。このとき、メリハリも意識する必要があります。
ただし、重要度に応じて文字サイズを際限なく設定するとコントラストが曖昧になり、受け手は要点をつかみにくくなります。通常の資料では、文字サイズのバリエーションは明確に区別できるよう、2~3段階に絞るのがよいでしょう。
ポイント②:フォントは“読みやすさ”で選ぶ
フォントは、資料の読みやすさと印象を左右する重要な要素です。インターネット上には多くのフリーフォントが公開されており、Google Fontsのように、誰でもすぐにダウンロードしてフォントを使えるプラットフォームも整備されています。
企画書などのプレゼン資料は文字数が少ないことが多く、フォントはゴシック体が基本になります。最近の標準搭載フォントでは、メイリオ、游ゴシック、BIZ UDPゴシック(Windowsのみ)、ヒラギノ角ゴシック(Macのみ)などが有力な選択肢になります。フォントを適切に使えば、内容の魅力を視覚的にも引き立てられます。
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ポイント③:行間・字間で読みやすさは大きく変わる
PowerPointなどの初期設定では、日本語入力時の見かけの行間が狭く設定されていることが多く、可読性を損なう要因になります。行間は可読性を左右する重要な要素であり、0.5~1文字程度の空白が確保されるよう調整するのが望ましいです。
