黄色い自販機とベンチ設置、ジョージアCMの “休憩” 再現「進みつづけるために。ジブンをときどき圏外へ。」

日本コカ・コーラは、コーヒーブランド「ジョージア」の主要製品のリニューアルに伴い、キャンペーン「進みつづけるために。ジブンをときどき圏外へ。」を3月9日より実施している。仕事中に缶コーヒーを飲む習慣がある男性をメインターゲットに、自販機での飲用習慣がもたらす価値を提案。テレビCM、OOH、デジタル、SNSと全方位の施策を行った。

本施策で着目したのは、ターゲットの就業時における休憩が “単なる作業の中断” に陥りがちである、という点だ。「自販機でジョージアを買って飲むというひと時を『一度自分をオフ(仕事空間から圏外へ)にし、前向きな心持ちで再び仕事に向き合うための儀式』と再定義しました」と日本コカ・コーラ マーケティング本部 IMX事業本部の担当者は話す。

同社が実施した調査によると、缶コーヒーを毎日飲用しているユーザーは、週に1~2回の利用にとどまるユーザーと比べて、仕事におけるストレス度が低い傾向が見られたという。「職場の自販機でジョージアの缶コーヒーを購入し、ベンチに腰掛けて一息つく。こうした良質な休憩時間が、前向きな気持ちで仕事に戻るきっかけとなり、共感を生む体験になると考えています」と担当者。

俳優の高良健吾さんを起用したテレビCMでは、高良さんが仕事の合間に、ブランドカラーのイエローでラッピングした自動販売機に向かい、黄色いベンチに座って「ジョージア」を味わうことで、再び次の業務へと一歩踏み出す姿を描いた。

CMの放映に合わせ、黄色い自動販売機とベンチをリアルな場で再現する「ジョージア休憩所」も実施した。ターゲットの日々の通勤や勤務時間内の動線上に、ブランドの世界観が自然に溶け込むことを重視。サービスエリアやガソリンスタンド、オフィスビル内など、実際にベンチを置くことで良質な休憩を提供できるか、確認しながらエリア選定を進めたという。

「ジョージア」のブランドカラーであるイエローでラッピングした自販機とベンチで、休憩空間を創出。

また、日常のタッチポイントを増やす取り組みとして、アプリゲーム「モンスターストライク」とのコラボも実施。隙間時間にプレイされるゲームの特性と、仕事の合間のリフレッシュは相性が良く、ターゲットの日常に深く入り込むことを狙った。そのほか、コンパクトチェアやワイヤレスイヤホンなどの「ほっと一息グッズ」が当たるキャンペーンも実施している。

OOH広告を掲出。

「ジョージア休憩所」の設置後は、実際にベンチを利用して一息つくワーカーの姿が見られ、担当者は「ブランドが提供したフィジカルな場が、『良質な休憩』をもたらし、その後の『再起動』を助ける場として機能し始めています」と手応えを語った。SNS上では、「モンスト」プレイヤーからのキャンペーン参加報告や、高良さんが体現する世界観への支持、CMに使用されている楽曲「浪漫飛行」へのポジティブな反応が寄せられた。

※本記事は宣伝会議2026年6月号より転載しています

スタッフリスト

【テレビCM】

企画制作 電通、TYO MONSTER
CD 中川賢太
企画 河野正人、吉田洋晃、横山魁
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AD 根岸明寛、前田大作
STPL 高見憲、三浦仁志、豊島風雅
Pr 羽鳥貴晴、溝添陽太、矢﨑純也
PM 田中大介、宮井周摩
演出 伊勢田世山
撮影 新出一馬
音楽 緑川徹
照明 小林仁
美術 相馬直樹
HM 馬場五大、呉あきえ
ST 渡辺慎也、石谷衣
CAS 前田莉奈
編集 市原賢治(オフライン)、白垣絵夢(オンライン)
MIX+SE 滝野ますみ
アニメーション 稲田開
ロケコーディネーター 佐藤真澄
AE 高関成康、天神翼、芝池滉介
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