ついにローソンも“白黒化”を検討 まずは段ボール印刷か、ナフサ不足で進む“パンダ化”はもう止まらず

中東情勢の不透明感が長引く中、ローソンは、PB商品などを運ぶ輸送用段ボールに使われているカラー印刷について、白黒印刷への切り替えを検討していることを明らかにした。背景にあるのは、ナフサ由来の原料を使う包材やインクの供給不安だ。

カルビーが一部商品のパッケージに使用する印刷インクを2色に変更すると発表したほか、一部報道ではファミリーマートも商品包装ロゴの白黒化を検討しているとされる。包装資材をめぐる制約は、流通・食品各社の店頭での見え方にも影響を及ぼし始めている。

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5月25日に実施したローソンの新施策発表会後の取材で、竹増貞信社長が明らかにした。現時点では、ローソンの店頭商品の供給に直ちに支障が出ているわけではない。一方で、ナフサ由来の原料を使うインクや包材について、竹増社長は「数カ月先のことを考えますと、取引先様も含めて確定したことが言えない」と述べ、2カ月、3カ月先を見据えた備えが必要だとの認識を示した。

ナフサは石油由来の原料で、プラスチックやインク関連原料などにつながる石油化学製品の基礎原料となる。コンビニにとっては、弁当や惣菜などの容器、商品パッケージ、輸送用段ボール、PB商品の印刷資材など、店頭商品を支える幅広い領域に関わる素材だ。

まずは「お客様に影響が出ないところ」から対応

ローソンが検討しているのは、生活者に直接影響しにくい部分からの見直しだ。具体策として竹増社長が挙げたのが、商品を運ぶ段ボールの印刷見直しである。PB商品などを運ぶ輸送用段ボールにはカラー印刷が使われているが、こうした部分を白黒印刷に切り替えることを検討しているという。

一方で、店頭に並ぶ商品のパッケージについては、現時点でインクの使用量を減らす対応は実行していない。竹増社長は「お客様には美味しく楽しんでいただきたいという気持ちがあります」と述べ、商品パッケージの見え方や購買体験にも配慮する考えを示した。ただし、「今後この影響がどこまで続くのかというところで、いろんな想定はしておかなくちゃいけない」とも話している。

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