電通デジタルは5月20日、商品をSNSで発見や特定コミュニティからのレコメンド、もしくは店頭での偶発的な出会いがきっかけで生じる「偶発購買」についての調査結果を発表した。2025年12月に生活者の購買行動における新たな潮流を捉えるために実施し、16~69歳5000人が回答した。
ラグジュアリーブランドや自動車などの高単価商材のほか、ビールや化粧品といった消費財、生命保険や銀行口座開設といったサービス、旅行サイトや転職サイトなど15の商品・サービスカテゴリーを対象に、偶発購買比率が高い商材や接点の違いなどを調査した。
全15カテゴリーにおける偶発購買比率の平均は17.8%。生活者が当初購入を予定していたブランドがあった場合でも、購入直前のSNSや店頭などでのサービス・商品との「出会い」によって、約5回に1回は別のブランドの商品を購入するブランドスイッチが発生しているということを示す結果となった。
商材別にみると、最も偶発購買の比率が高いのはビールで30%。カードローン・生命保険(23%)がその後に続いた。ラグジュアリーブランド(21%)も外食やマンガアプリと同程度の偶発購買率を示した。一般的に購入前に十分な情報収集や比較検討を要する「計画購買」の傾向が強いと考えられる高単価・高関与商材でも、偶発購買が発生していることが明らかになった。

