スガキヤ、20年ぶり関東再進出 年内に神奈川で2店舗、3年で50店舗へ 公式アカウントに1日足らずで1000件超のコメント

東海地方を中心にラーメンチェーン「スガキヤ」を展開しているスガキコシステムズ(本社・名古屋市)は6月15日、今年の秋冬に約20年ぶりに関東エリアへ再進出すると発表した。年内に神奈川県で2店舗を出店し、関東地域では3年で50店舗の展開を目指す。

同社は6月24日付で経営体制を変更し、現専務取締役の菅木寿一氏が代表取締役社長に就任する。現代表取締役社長の菅木伸一氏は代表取締役会長に就く。創業80周年を迎えた節目に、新体制のもとで事業拡大を加速させる。

スガキコシステムズは1946年創業。約300店舗展開している「スガキヤ」は、魚介出汁と豚骨を合わせた「和風とんこつ」スープや、ラーメンと甘味を一緒に楽しむスタイルを特徴とし、「親子三世代で楽しめる味」として親しまれてきた。

新社長に就任予定の菅木寿一氏は、関東再進出を「1000店舗チェーン」構築に向けた第一歩と位置づける。原材料価格や生活コストの上昇により、「気軽においしいものを食べる」ことが、かつてほど当たり前ではなくなっていると指摘。同社が80年かけて磨いてきた「味」「お値打ち感」「使い勝手の良さ」を、より広い地域に届ける考えを示した。

同社は、かつての関東撤退から多くを学んだとしている。当時の課題として「コスト構造」と「ブランド発信の不足」を挙げ、今回の再進出に向けて、スガキヤの強みを生かした商品提供、ピーク時の混雑緩和、いつ来店しても変わらないおいしさを実現するための厨房改革を進める。

関東再進出に加え、今後は中京圏以外への店舗展開、新業態の開発、海外展開、M&Aも視野に入れる。

同日、Xでもスガキヤの公式アカウントが20年ぶりとなる関東での出店を告知した。投稿には1日足らずで1000件以上のコメントが寄せられ、「東京に住んでからは食べられなくなってしまったので、関東進出のニュースはうれしい」「小学生の頃、よくスガキヤのラーメンを食べに行っていた」など、かつて利用していたファンとみられる反応も目立った。

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