「バズらせたい」を捨てたら投稿1900件超 テンプスタッフPodcastに若者の声が集まったワケ、「エゴが介在しない純粋なUGC」の醸成とは

人材サービスのパーソルテンプスタッフが4月に始めたPodcast番組「テンプスタッフpresents ここチル。」が、若年層との接点づくりで成果を見せている。初回配信のみでSpotify JapanのトレンドPodcastランキング9位、Apple Podcastの「健康/フィットネス」カテゴリ1位を獲得。1話に寄せられたお便りは500件超、X上の「#ここチル」の投稿は1900件を超えた。

Podcast番組「テンプスタッフpresents ここチル。」

Podcast番組「テンプスタッフpresents ここチル。」

同社がPodcastに着目した背景には、転職意向がまだ顕在化していない若年層と、広告色を抑えながら継続的な接点をつくりたいという狙いがある。多くの企業が若年層との関係づくりを模索する中、同番組が成果につながった理由について、パーソルテンプスタッフと企画に関わったエイベックス・アライアンス&パートナーズに取材した。

同番組は、Spotify PodcastやApple Podcastなどで毎週水曜日17時に配信している。MCにはDa-iCEの岩岡徹、コーナーMCには午前0時のプリンセスのmomohahaを起用した。番組名には、学校や仕事でせわしない日々を過ごす人に向けて、「ここにくるだけで癒され、リラックスしてほしい」という思いを込めている。

「ここチル。」の軸にあるのは「寄り添う」という姿勢だ。人には話しにくいモヤモヤや、誰かに共感してほしい思いを受け止める番組として設計した。

番組では、仕事やアルバイトで頑張っていることや悩みを募る「私のおしごとーく」、自分だけが感じている苦手意識や納得できないモヤモヤを共有する「私だけかな!?」などのコーナーを用意。就職やキャリアといったテーマだけでなく、友人関係や日常の小さな違和感も取り上げている。

若年層の「分かってほしい」に応える

番組はサービスへの直接的な登録を目的としたものではないという。同社のスタッフマーケティング部ゼネラルマネージャーの阿部真大氏は「今必要のない人に、登録を今すぐしてほしいというよりは、転職意向が出てきたときに、第一想起してもらえる状態にしておくことが重要」と話す。そのため、番組SNSのフォローや番組Webサイトへの流入を重視し、転職意向がない段階からリスナーと自然な関係を築こうとしている。

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