日本IP、欧州で広がる収益機会 『NARUTO』をテーマパーク化した欧州最大級メディア企業“MP社”とは

フランス・パリに本社を置くMédia-Participations(メディア・パルティシパシオン、以下MP社)は6月23日、日本国内でのPR活動を本格化すると発表した。同社は、南フランス・プロヴァンスのテーマパーク「Parc Spirou Provence(パルク・スピルー・プロヴァンス)」で、同年4月に『NARUTO-ナルト-』の新エリア「NARUTO – 木ノ葉ランド」を開業している。

日本との協業開始30周年、会社設立40周年を機に、日本在住チームを増員。日本語版公式サイトの開設や情報発信、広告展開を進め、日本発コンテンツの欧州展開を支援するパートナーとしての存在感を高める考えだ。

写真 『NARUTO – 木ノ葉ランド』入口

『NARUTO – 木ノ葉ランド』入口。©fredericlepla

欧州最大級のメディアエンタメ企業・Média-Participationsとは?

MP社は、1986年に創業した欧州最大級のメディア・エンターテインメント企業。ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジアの4大陸・14カ国で活動し、従業員は2,300人を超える。欧州で40社以上の出版社を傘下に持ち、コミック・グラフィックノベル出版では年間2,000万部を売り上げている。

日本の漫画出版には1990年代から参入し、MP社傘下の漫画専門出版社「KANA」は「NARUTO-ナルト-」「カグラバチ」「名探偵コナン」「黒執事」をはじめとする400シリーズ以上の作品を欧州に展開してきた実績がある。

また、2024年にはKADOKAWAとの合弁会社VEGAをフランスで設立し、日本の出版社と連携しながら世界のフランス語圏市場向けに日本の漫画、ライトノベル作品を翻訳出版する体制も構築している。

現在、日本政府はアニメ・漫画・ゲームなどのIP(知的財産)産業を新たな基幹産業と位置づけ、IP輸出を国策として推進するべく、日本発のコンテンツの海外市場規模を2033年までに20兆円とする目標を掲げ、特に欧州市場での日本コンテンツ需要の高まりに注目が集まっている。

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