謝罪広告に、60億円損失… 一度は“オワコン”になった「たまごっち」が、若年層トレンドで1位に “令和の人気者”「ちいかわ」と肩を並べた逆襲劇の裏側

かつて一世を風靡した「たまごっち」「モンチッチ」が、令和の若年層に再び広がっている。若年層向けのSNSメディアを運営するdigdigの「Z世代・α世代が選ぶ 2026年上半期トレンドランキング」によると、キャラクター部門では1位に「たまごっち」、2位に「モンチッチ」が入った。6月17日に開かれた「日本キャラクター大賞2026」でも、たまごっちとモンチッチは、大ブレイク中の「ちいかわ」と並んで「キャラクター・ライセンス賞」を受賞した。

「日本キャラクター大賞2026」で表彰された「たまごっち」。画像は代表キャラクターの「まめっち」

「digdig」の調査は、同社が運営するInstagramメディアのフォロワーを対象に、5月20日〜21日に実施した。有効回答数は2万6039人。たまごっちについては、「ガチャガチャのたまごっち人気すぎて諦めてる。ゲットしたい!」という声が寄せられた。モンチッチについても、「最近一番見たキャラクター!めじるしチャームとかみんなつけてるイメージ」といった声が紹介されている。

digdigの調査結果

同調査では、モノ・コト部門でも「シール交換」「トモダチコレクション」「ガチャガチャ」など、かつて流行した遊びや、コレクション性のあるアイテムが目立った。digdigトレンド部は、Z世代のSNS発信を通じて、α世代にとっては“知らない文化”が新鮮なカルチャーとして広がる「逆輸入現象」が起きていると分析している。

「日本キャラクター大賞」は、キャラクターブランド・ライセンス協会が主催する、キャラクターとライセンスビジネスのアワード。2026年は17回目の開催で、2025年に活躍したキャラクターや商品、広告・販促、リテールなどを表彰した。

2025年に活躍したキャラクターに贈られる「キャラクター・ライセンス賞」には、ちいかわと並び、たまごっちとモンチッチが選ばれた。

社会現象からの“転落”を経験した「たまごっち」

「日本キャラクター大賞2026」の表彰式に登壇した「まめっち」(左)と「たまごっちパラダイス」に登場する「みゃおっち」

たまごっちは、バンダイが1996年11月23日に発売した携帯型の育成ゲームだ。液晶画面の中のキャラクターに食事を与えたり、体調管理をしたりして育てる。世話の仕方によって成長後の姿が変わり、放置すれば死を迎える要素もあった。

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