家電量販店がひしめく池袋東口に、ついにヨドバシカメラが進出した。6月30日、池袋駅東口に新複合商業施設「Yodobashi-Ikebukuro」がオープン。核となる「ヨドバシカメラ マルチメディア池袋」は、総売場面積約3万3000平方メートル、地下1階から地上6階までの7フロアで構成される関東最大級の店舗となる。
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こうした流れの中で、競合各社も独自の強みで迎え撃つ。ヤマダデンキは、ヨドバシカメラの進出に先駆け、2025年9月に「LABI池袋本店」をリニューアルオープンした。家電の品揃えを拡大するだけでなく、家具やインテリア、ライブコマース、Z世代向け雑貨、インバウンド対応を組み合わせ、家電購入を目的としない来店動機もつくっている。
「ヨドバシカメラ マルチメディア池袋」は、家電量販店単体ではなく、商業ゾーン「LINKS IKEBUKURO」と一体となった複合施設として展開する。ヨドバシカメラは、公式通販サイト「ヨドバシ・ドット・コム」と連携したサービスや品揃えに加え、専門知識を持つ販売員による接客を打ち出す。新複合商業施設内には、美容、スポーツ、アウトドア、ゴルフ、生活雑貨、飲食、屋上BBQなどもそろえ、家電購入に限らない来店動機をつくる。
家電と家具を組み合わせる生活提案
LABI池袋本店は、地下2階から7階までの全9フロア、売り場面積約1万6500平方メートルで展開する。リニューアルでは家電の取扱数を改装前の約1.5倍に拡大した。加えて、近隣の大塚家具「IDC OTSUKA 池袋ショールーム」と連携し、家電と家具・インテリアを2館で提案する体制を整えた。
テレビコーナーでは、テレビだけを並べるのではなく、ソファなどのインテリアと組み合わせて展示。商品を単体で比較するのではなく、実際の生活シーンを想起しやすい売り場にしている点が特徴だ。大塚家具の商品にもヤマダポイントを適用し、池袋本店と「IDC OTSUKA 池袋ショールーム」の相互送客も見込む。
ヨドバシカメラ池袋も、家電だけでなく雑貨や飲食、スポーツなどを含めた複合施設として集客を狙う。これに対し、ヤマダは家電と家具を同じグループ内で組み合わせ、購入後の暮らし方まで見せる売り場を強化している。

