花火大会にも忍び寄る“転売ヤー” 長岡花火チケット不正転売に財団が徹底対抗、警察連携・情報開示請求も それでも駐車場チケット出品多数の“あきれた商魂”

日本三大花火の一つに数えられる「長岡まつり大花火大会」の観覧チケットをめぐり、主催者側が不正転売への対策を強めている。長岡花火財団は、転売サイトへの出品者の特定に向け、サイト運営会社2社に発信者情報開示請求を行っていると発表。記名式チケットや公式リセールサービスを導入し、非公式ルートでの売買に注意を呼びかけている。

「長岡まつり大花火大会」バナー

長岡まつり大花火大会は、毎年8月2、3日に開催される長岡まつりの花火行事。秋田の「大曲の花火」、茨城の「土浦全国花火競技大会」と並び、日本三大花火の一つに数えられる。信濃川河川敷(新潟・長岡)を会場に、正三尺玉や復興祈願花火「フェニックス」などが打ち上げられ、国内外から多くの観覧客が訪れる。

同大会の観覧席チケットは、チケット不正転売禁止法の対象となる「特定興行入場券」にあたる。主催者の同意を得ない有償譲渡は禁止されており、非公式の販売サイトやSNSなどを通じた取引は認められていない。

長岡花火財団は、2025年大会から観覧席チケットに購入者の氏名を記載する記名式を導入した。複数枚セットのチケットも含めて購入者名を記載することで、大手フリマサイトなどへの出品を制限できるとしている。

2026年大会では、販売方法も見直した。これまで一般販売後に実施していたインターネットでの先着販売を取りやめ、残席が出た場合は二次抽選を行う方式に変更。すべての販売方法を抽選とした。あわせて「記名式チケット」と「専用リセールサイト」を継続し、警察から捜査協力があった場合は全面的に協力する方針も示していた。

観覧チケットの一般販売は、5月25日正午から6月8日17時まで一次抽選の申し込みを受け付けた。長岡花火チケットセンターは6月17日、一次抽選の結果、観覧チケットが完売したと発表。これを受け、6月18日から予定していた一般販売の二次抽選は実施しないとした。

完売後も、長岡花火財団は不正転売への警戒を強めている。同財団は6月22日、公式Webサイトで「チケットの不正転売行為について」と題した注意喚起を掲載。チケットの不正転売は、長岡花火に込められた「慰霊・復興・平和への願い」を傷つける行為だと訴えた。

出品者の特定に向けた動きも

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