こうした状況に加え、近年ドラマやミュージックビデオが国内外で同時配信されるようになり、映像制作の労働環境はグローバルな比較対象の中に置かれるようになった。
「かつてはギャラの高さで選ばれていた広告制作の仕事ですが、現在はスケジュールが明確で、現場の環境が確保されている映画やドラマ制作の仕事が優先される傾向にあります。いまや日本の映像制作費は、アジアの中で低くなっているという指摘もあります。労働基準監督署により監視の強化、ドラマや映画制作との人材の競合により、広告の映像制作における環境の改善は急務になっています」(JAC)