沙羅・波戸祐輔・松田洋和、平野敬子氏が選んだ3人の創造者による展示「グラフィックイメージの不断」

東京・松屋銀座内にあるデザインギャラリー1953にて、7月15日から「『グラフィックイメージの不断』沙羅 波戸祐輔 松田洋和 ―平野敬子選」が始まる。

写真 展示のお知らせ

本展では日本デザインコミッティーメンバーのデザイナー/ビジョナリー平野敬子氏が企画を手がけ、木版画家・沙羅氏、デザイナー・波戸祐輔氏、グラフィックデザイナー・松田洋和氏という3人の創造者を選出。3人は展覧会に至るプロセスにおいて対話を重ね、互いの活動に触れながら見出した新たな視点、その動的な制作の過程を本展の核として提示する。

平野氏は、デジタルネットワーク上で大量のイメージが増殖し、消費される混沌とした現代の状況に対し、未来へのビジョンを提示したいと、開催にあたり次のようにメッセージを寄せている。

「不断」とは「いつも」、「通常」、「平常」、「物事が絶え間なく続くこと」を意味する。SNSを介して無限に増殖するグラフィックイメージは儚い幻のよう。大河の流れのように、生まれては消えるグラフィックイメージの中から手のひらにひとすくい…地に足をつけた縁ある3人の創造者に松屋銀座デザインギャラリー1953のステージを用意した。混沌に矢を放ちたいと考えた。

参加するのは、下記の3名。

沙羅 

木版画家。2008年、東京藝術大学大学院デザイン専攻修了。2012年貝山伊文紀とともにアトリエ灯(あとりえひ)を設立。長野県を創作拠点に書籍の挿画や展覧会での作品発表を行う。著書に『木版画でかわいい雑貨』(美術出版社)。挿画を手がけた書籍に『うさぎがきいたおと』( かみじまあきこ著)、『青い鳥の本』シリーズ(石井ゆかり著)、『季節を知らせる花』(白井明大著)、『詩画集 目に見えぬ詩集』(谷川俊太郎著)など。

波戸祐輔 

1980年生まれ。2005年、映画美学校初等科卒業。2007年、東京藝術大学美術学部デ
ザイン学科卒業。UNIVERSITY of CREATIVITYを経て、2026年、namiを設立。Soil Valley、DoodleLineなど、構想とプロトタイピングを行き来しながらプロジェクトデザイン、スペキュラティブデザインに携わる。京都芸術大学准教授。JAGDA賞、毎日広告デザイン賞、日経広告賞など。

松田洋和

グラフィックデザイナー。2008年、武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。ソニー・ミュージックコミュニケーションズ、イイノメディアプロ、日本デザインセンターを経て2020年よりフリーランス。2011年よりイラストレーター田渕正敏と「へきち」としてアートブック制作の活動も行っている。2025年JAGDA新人賞。武蔵野美術大学・多摩美術大学非常勤講師。

会場構成では、展示のための演出を排し、ギャラリーに既存の陳列什器をそのまま活用する。百貨店に備わる条件を活かした空間にて、三者の表現をありのままに展示する。また、会期中には平野氏、そして工藤青石氏と3人によるトークイベントも開催される。

トークイベント

各回参加費無料、申し込み不要。着席は当日先着順。

・「沙羅敬子」 
沙羅(木版画家)×平野敬子(デザイナー/ビジョナリー)
日時: 7月23日(木) 18:00~19:00
出演:沙羅×平野敬子

・「NAMITOAOSHI」 
波戸祐輔(デザイナー)×工藤青石(デザイナー/クリエイティブディレクター)
日時: 8月6日(木)18:00~19:00
出演:波戸祐輔×工藤青石

・「ヒロクンヒラノサン」 
松田洋和(グラフィックデザイナー)×平野敬子(デザイナー/ビジョナリー)
日時: 8月20日(木) 18:00~19:00
出演:松田洋和×平野敬子

・「『グラフィックイメージの不断』展とは何だったのか」 
沙羅×波戸祐輔×松田洋和×平野敬子
日時: 9月3日(木)18:00~19:00
出演:沙羅×波戸祐輔×松田洋和×平野敬子

第799回デザインギャラリー1953企画展
「グラフィックイメージの不断」
沙羅 波戸祐輔 松田洋和 ―平野敬子選

会期: 7月15日(水)~9月7日(月)
会場: 松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
時間: 午前11時-午後8時
(日曜日もしくは連休最終日は午後7時30分まで)
※営業日・営業時間の詳細は、松屋ウェブサイトを参照のこと
※最終日午後5時閉場
入場料: 無料
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