Vol.1 広告代理店とコンサル、いつから競合になったのか 最初に狙われた「効果検証」

確かに当時は「テレビ」というメディアパワーにかげりが見えてきた時代だった。当然、テレビCMの影響力も疑われはじめる。例えば当時、ゴールデンタイムにテレビCMを流すためには1ヶ月で2,000〜3,000万の費用がかかっていた。基本は番組提供なら2クール(6ヶ月)単位の購入なので、1億円以上の費用がかかる。大企業であろうが、1億円の投資は大きい。どの広告枠を買うべきか、買った結果はどうだったのか。本来であれば慎重に検討し、緻密に効果検証をする必要がある。しかし宣伝部と広告代理店はそれを「なあなあ」にしている。場合によっては「この番組は宣伝部長が好きだから」と言う理由で提供を決めたり、「あのタレントに会いたいから」と、キャスティングを決めている企業もあった。コンサルはその「なあなあ」を突いてきたのだ。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 834 / 2502 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

1 2
広告とコンサルの境界線 その「あいだ」で起きていること
小島 雄一郎

立教大学法学部を卒業し、2007年に電通入社。3年間の営業経験を経て、第1回販促会議賞(現:販促コンペ)の受賞をきっかけにプランナーに転向。 その後、同賞で5大会連続入賞。電通では社内ベンチャーとして新規事業を立ち上げ、2014年のグッドデザイン賞ビジネスモデル部門を受賞。その後は若者研究を専門としながら、子ども向けゲーム開発などで、世界3大デザイン賞であるRed dotデザイン賞(ドイツ)や、D&AD(イギリス)、キッズデザイン賞(日本)などを受賞。また「アヤナミブルー」という新しい色の概念を開発。2023年に立ち上げた事業を売却し、電通を退社。株式会社kojimakeを設立。2024年より、自ら企画書を送って自宅に誘致したお酒のセレクトショップ"IMADEYA"の社外取締役に就任。著書に『「選べない」はなぜ起こる?(サンマーク出版)』、「広告のやりかたで就活をやってみた(宣伝会議)」。日経新聞とnoteである「日経COMEMO」で新時代のキーオピニオンリーダーとしても連載中。

小島 雄一郎

立教大学法学部を卒業し、2007年に電通入社。3年間の営業経験を経て、第1回販促会議賞(現:販促コンペ)の受賞をきっかけにプランナーに転向。 その後、同賞で5大会連続入賞。電通では社内ベンチャーとして新規事業を立ち上げ、2014年のグッドデザイン賞ビジネスモデル部門を受賞。その後は若者研究を専門としながら、子ども向けゲーム開発などで、世界3大デザイン賞であるRed dotデザイン賞(ドイツ)や、D&AD(イギリス)、キッズデザイン賞(日本)などを受賞。また「アヤナミブルー」という新しい色の概念を開発。2023年に立ち上げた事業を売却し、電通を退社。株式会社kojimakeを設立。2024年より、自ら企画書を送って自宅に誘致したお酒のセレクトショップ"IMADEYA"の社外取締役に就任。著書に『「選べない」はなぜ起こる?(サンマーク出版)』、「広告のやりかたで就活をやってみた(宣伝会議)」。日経新聞とnoteである「日経COMEMO」で新時代のキーオピニオンリーダーとしても連載中。

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

このコラムを読んだ方におススメのコラム