「月見」第2弾発売、約3000店舗・22万人の組織はどう動くか “伝えたつもり”を防ぐマクドナルド「ハンバーガー大学」

日本マクドナルドは9月24日、「月見ファミリー」の第2弾として、「北海道産じゃがペッパー月見」の期間限定販売を全国で始めた。月見バーガーシリーズで初めてジャガイモを使用した新商品で、9月2日に始まった第1弾に続く新たな一手となる。

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同社が今年の「月見」で掲げたメッセージは、商品を通じて顧客に「秋が来た」と感じてもらうことだ。そのメッセージをテレビCMやアプリで発信するほか、各店舗でも商品の開発背景やコミュニケーションの意図を共有している。

では、全国約3000店舗、約22万人のクルーを抱える同社は、本部の方針をどのように店舗へ伝え、きちんと伝わったかを確かめているのだろうか。

第1弾の発売日である9月2日、同社は人材育成の中核を担う「ハンバーガー大学」を報道陣に公開。そこで示されたのは、本部の戦略を店舗の目標と一人ひとりの役割に落とし込み、クルーとの対話を通じて「伝わったか」までを確かめる仕組みだった。

「伝えたつもり」は伝わったかクルーとの対話で確認

国内約3000店舗のうち、約8割をフランチャイズ店舗が占める。立地や顧客層、働くクルーの年齢や経験も店舗ごとに異なる中で、伝達した会社の方針が各店での実行につながっているかが重要になる。

ハンバーガー大学マネージャーの佐藤三恵子氏によると、各店舗には年間または3カ月単位での目標に加え、30分ごとの目標もある。時間帯によって来店客数や注文内容が変わるため、短い単位で目標を定め、結果を確認する。

店長とその上司にあたるコンサルタントは、目標の達成状況をチェック。また、コンサルタントは店舗に足を運び、経営層の戦略や店長の説明がクルーに伝わっているかについても、対話を通じて確かめるという。「店長はクルーに伝えたつもりでも、実際には伝わっていないことがあります。コンサルタントがクルーと対話し、きちんと伝わっているかを確認する。伝わっていなければ、その要因も店長と一緒に考えます」と佐藤氏は話す。

2026年は、経営層が考えた戦略と、その背景にある「なぜ取り組むのか」という意図を一人ひとりにまで届ける取り組みを特に強化しているという。確認の結果は店長へ戻し、必要に応じて伝え方を見直す。ハンバーガー大学は、各店舗でこの循環を担うリーダーを育成する狙いだ。

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