洋菓子の製造・販売を手掛けるグレープストーンは10月1日、同社の菓子から生まれたキャラクター「チャンクル」のボールチェーン付きぬいぐるみをJR東京駅の店舗と公式オンラインショップで販売する。価格は税込1850円。
同社が展開する「東京ばな奈」はバナナカスタードをスポンジケーキで包んだ東京土産として知られる。その「東京ばな奈」のシンボルマークを猫の尻尾に見立てた発想からキャラクター「東京ばにゃ奈」が誕生。現在は、クッキーやぬいぐるみなどに展開している。
チャンクルは「東京ばにゃ奈」の仲間で「猫になりたい犬」という設定だ。チャンクルの名を冠した「ビッグソフトクッキー チャンクル」はすでに終売しているが、なぜキャラクターを展開し続けるのか。同社に聞いた。
既にぬいぐるみ化しているばにゃ奈(上)と、今回ぬいぐるみ化したチャンクル(下)。
終売したクッキーのキャラクターを育てる理由
「東京ばな奈」では以前から、パンダやラッコなど動物をテーマにした商品を展開し、好評を得ていた。その手応えから、キャラクターの企画・プロデュースを手がけるCHOCOLATEと「お菓子とキャラクターとの融合」をテーマに共同開発を進める中で、「ばにゃ奈」が誕生。2025年7月にはJR東京駅に「東京ばにゃ奈クッキーズ」を開業した。
「ビッグソフトクッキー チャンクル」も、通常、金・土・日曜と祝日の限定商品として販売していた。2025年7月の店舗開業日に特別販売した際は、午前11時前に完売したが、現在は終売している。同社によるとクッキーは終売したものの、チャンクルの人気は根強く、「東京ばにゃ奈」の世界観を楽しむうえで欠かせない存在と捉えているという。スイーツの売り上げにつなげることだけを目的とせず、チャンクルとともにブランドの世界を広げたい考えだ。
お土産を買う場面から、日常へ
「東京ばにゃ奈」には、旅行中のお土産選びに加え、日常でも東京ばな奈に触れてもらいたいという狙いがある。お菓子やグッズを展開するほか、SNSではキャラクターの性格が伝わる2コマ漫画などを発信。取材時点で、公式アカウントのフォロワーはXで約2万7000人、Instagramで約8700人となっている。
同社は「お菓子からグッズ、グッズからお菓子」というより、「お菓子から東京ばにゃ奈、グッズから東京ばにゃ奈」という形で、各商品がブランドの認知につながっている印象だと説明する。ぬいぐるみを連れた「ぬい撮り」のSNS投稿や、お土産としてお菓子を受け取った人がブランドを知ることを例に挙げた。2026年7月には新たなお菓子「東京ばにゃ奈ザックサンド チョコバナナ味」も発売している。
今回の発売で、登場する7キャラクターすべてがぬいぐるみになるが、今後、新キャラクターを追加するかは未定。まずはチャンクルを含むキャラクターを生かし、新たなグッズの開発を検討していくという。

