パナソニックは9月21日、シニア層のテレビ視聴に関する調査結果を発表した。7月10日から13日にかけて全国 60~70 代の男女計4700人を対象に実施したもので、テレビの視聴時間や番組の好み、見逃し配信の利用状況、都道府県ごとの違いが明らかになった。
シニアに浸透する「デジタルシフト」と「タイパ志向」
1日のテレビ平均視聴時間(地上波・録画・BS・ネット配信)を尋ねたところ、「3時間以上」と回答した層が54.4%と過半数に。内訳を見ると「3時間以上~5時間未満」が31.3%と最も多く、次いで「5時間以上~7時間未満」(12.7%)、「7時間以上」(10.4%)と続いている。
また、自宅のテレビ画面で「動画配信サービス・見逃し配信サービス」(有料・無料問わず)などのネット動画サービスを見る頻度を聞いたところ、「週1回以上ネット動画サービスを利用している」と回答した割合は44.6%。シニア世代においても動画配信サービスの浸透とデジタルシフトが着実に進んでいる状況がうかがえる。
居住地域での放送がなく、リアルタイムで見られない地上波の番組を見たい時に取るアクションについての調査では、「無料の見逃し配信サービスを使ってテレビで見る」(32.8%)が最多に。特に民放3局以下のエリアの12県(35.4%)では、都市部・民放5局エリアの20都道府県(30.7%)よりも無料の見逃し配信サービス活用率が約5ポイント高くなっていることが特徴だ。
また、自宅に録画機器があると回答した人を対象に、自宅の録画機器でテレビ番組を録画して見る頻度を尋ねたところ、「頻繁に録画して見ている」と回答した割合が50.0%、「たまに録画して見ている」が33.0%となった。録画視聴の理由を尋ねると、「リアルタイムの放送時間に縛られず、自分の好きな時間に見たいから」が84.9%で圧倒的最多となり、次いで「CMをスキップして効率よく見たいから」(44.5%)が続いた。現代のシニア層にも、自身の生活スタイルに合わせて時間をコントロールする“タイムシフト視聴”やタイパ(時間対効果)意識が定着していることがうかがえる。



