ソニー銀行は9月25日、賃上げ実感と家計行動に関する調査の結果を発表した。9月1日から15日にかけて、ソニー銀行に口座を持つ809人を対象に実施したもの。
賃上げによる生活への影響「ほぼ変わらない」がほぼ半数
直近1年における給与の増減について調査したところ、「増加した」と回答した人の割合は47.2%。一方で、給与が増加したと回答した人を対象に賃上げの実感を尋ねたところ、「かなり実感している」「やや実感している」と回答した人の割合は合計でも3割にとどまった。
賃上げによる生活への影響を尋ねたところ、「あまり変わらない」の回答割合がほぼ半数の49.3%。「まったく変わらない」(37.6%)とあわせると86.9%の回答者が生活のゆとりについて大きな変化を感じていない結果となった。
賃上げを実感しにくい理由も節約対象もNo.1は「食費」
賃上げを実感しにくい理由についての設問では、「食費の上昇」が47.9%で最も多く、「税金・社会保険料の負担増」(25.9%)、「娯楽・レジャー費の増加」(6.2%)、「日用品費の上昇」(6.1%)が続いた。日常的な支出の増加や手取り収入への負担感が賃上げの効果を薄めており、特に食費に関する生活者への影響の大きさが浮き彫りとなった。
食費の圧迫は節約傾向にも表れている。直近1年での節約意識について調査したところ、「強く意識するようになった」「やや意識するようになった」と回答した人の割合は60.4%に。実際に「最も節約しているもの」について尋ねたところ、「食料品費」と「外食費」で50.4%と半数を占めている。
家計の見通し「良くなる」と回答した割合は6.4%
現在の家計について「非常に不安」「やや不安」と回答した人の割合は53.8%と、過半数が家計に不安を感じている結果に。さらに、今後1年の家計見通しについては、「良くなる」と回答した割合はわずか6.4%。一方で、「悪くなる」と回答した人の割合は26.3%と、生活者の先行きに対する見方は依然として慎重であり、将来への不安も根強い結果となっている。








